シマンテック、セキュリティなどを強化した「pcAnywhere」

代表取締役社長
成田 明彦氏

4月19日 発売

標準価格:COMPLETE版 16,800円
     HOST版 12,800円
     REMOTE版 10,800円

連絡先:カスタマーサービスセンター
    Tel.03-3476-1156



 株式会社シマンテックは、PCを遠隔操作できるリモートコントロール・ツール「pcAnywhere」の新バージョンを4月19日から発売すると発表した。

 今回の「pcAnywhere 10.0」はセキュリティの強化が特徴としている。同社の代表取締役社長 成田明彦氏は「従来のセキュリティはポイントの対策だったが、昨今、悪質なハッカーの増加などが社会問題になりつつある。“今まで以上のセキュリティサイクルを行なっていかなければならない”という意識が高まっている」と述べ、「今年を“インターネットセキュリティ元年”とし、相応しい製品を提供し、また“インターネットセキュリティのシマンテック”という立場も強化していく」と説明した。

●「pcAnywhere 10.0」

 「pcAnywhere 10.0」は、手元のPCを使い、ネットワークやモデム経由で、遠隔地のPCを操作することができる、リモートコントロール・ソフトウェア。OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0/2000に対応する。価格は、操作する側のソフトウェア「REMOTE版」が12,800円、操作される側のソフト「HOST版」が10,800円、HOSTとREMOTEをセットにした「COMPLETE版」が16,800円。

 従来のバージョンでは、遠隔操作するPCにログインする際のユーザー認証を必要としなかったが、不正アクセス防止のために、パスワードプロテクションとユーザー認証が追加された。認証オプションは、ADS/LDAP/Novell Bindery/Generic LDAP/FTP/HTTP/HTTPSに対応する。


 また、通信データを保護する暗号ウィザードを備え、PKIに対応。ログ機能も強化され、アクセスされたファイルや、起動されたアプリケーションなどの使用履歴が全て確認できる。

 インターフェイスも改良され、ホスト側PCの色数を調整するなど、リモート操作を高速化するための最適化ウィザードを備える。また、必要なコンポーネントのみのインストールや、ユーザーインターフェイスの使用制限などが可能な「パッケージャ機能」などを搭載する。

 なお、4月25日より法人用のライセンスパックも発売され、COMPLETE版の価格が5ユーザ・ライセンスで65,520円。ネットワークを検索し、セキュリティに添わない「pcAnywhere」を強制的に停止する「リモート周辺スキャナ」や、イントラネット上にインストールイメージを公開できるWebを使った導入ツールなどが追加されている。


□シマンテックのホームページ
http://www.symantec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.symantec.com/region/jp/news/year01/010403.html

(2001年4月3日)

[Reported by nakabaya@impress.co.jp]

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