カシオ、Crusoe搭載 990gの新FIVA正式発表
--スイッチひとつでWindows Me/Linuxの切り替えが可能に

3月5日より順次発売

標準価格:オープンプライス

連絡先:お客様相談室
     Tel.03-5334-4611



 カシオ計算機株式会社は、Crusoe搭載のA5ファイルサイズノートPC「FIVA(MPC-206)」を3月5日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は18万円前後。OSはWindows Me。

 本体サイズ223×197×21mm(幅×奥行き×高さ)、重量990gと小型、軽量ながら、100Base-TX対応Ethernetやモデムを内蔵し、Type 2のPCカードスロット×1、CFスロット(Type2)×1、IEEE 1394(4ピン)×1、外部ディスプレイ出力などを装備する。キーピッチは16mm。

バッテリの右端にあるOS切り替えスイッチ
 液晶は8.4インチTFT(800×600ドット)で、CPUはCrusoe TM5600 600MHz。メモリ128MB、HDD 20GB。

 本体右にOS切り替えスイッチを搭載し、Aモードの場合は通常使用するWindows Meが起動する。Bモードの場合はLinuxが起動し、同社製のMP3プレーヤーとFTPクライアントが利用できる。Bモード用のパーティション容量は200MB用意されているが、MP3プレーヤーと、FTPクライアントに特化したものとなっている。別途Linuxアプリケーションのインストールなども可能だが、MP3プレーヤーとFTPクライアントの利用以外は同社のサポートの対象外となる。


 バッテリはリチウムイオンで、駆動時間は標準バッテリで約4.5時間、大容量バッテリ利用時で約9時間。ソフトウェアはフォトレタッチソフト「Photo Express 3.0 SE」、DV編集ソフト「VideoStudio 4.0 SE BASIC」などが付属する。

 また、CPUがCrusoe TM5600 500MHz、メモリ96MB、HDD 10GBの「MPC-205」も3月12日より発売される。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円前後。

本体はシルバーを基調にしたデザインとなっている ポインティングデバイスはステックタイプ CFやPCカードスロットやIEEE 1394などを装備
外部ディスプレイ出力は独自の形状で、変換コネクタを介して利用する
旧FIVAと比較するとかなり大きめだが、ThinkPad X20と比べるとその小ささが確認できる 旧FIVA(上)よりも薄くなっている

□カシオ計算機のホームページ
http://www.casio.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.casio.co.jp/release/mpc_205_206.html
□関連記事
【2000年11月16日】COMDEX/Fall 2000会場レポート
~カシオ、Crusoe搭載FIVAをひっそりと展示
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001116/comdex12.htm
□関連記事
【11月9日】カシオ、Crusoe搭載A5サイズノート「FIVA」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001109/casio.htm

(2001年2月14日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp

Copyright (c) 2001 impress corporation All rights reserved.