日本IBM、超低電圧版Pentium III搭載の
ThinkPad i 1124

2月3日 発売

価格:オープンプライス
IBMダイレクト価格 198,000円

連絡先:ダイヤルIBM
     Tel.0120-04-1992


 日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は、Intelが発表した超低電圧版Pentium III 500MHz搭載のThinkPad i 1124を2月3日に発売する。価格はオープンプライスで、IBMダイレクト価格は198,000円。

 ThinkPad i 1124はB5ノートPC ThinkPad 240のコンシューマ向けモデルで、筐体色やパッケージ内容などが異なる。

 発表会では、堀田一芙パーソナル・システム事業部長が、「使っていてストレスを感じないパフォーマンスと長時間駆動を両立させるために、超低電圧版Pentium IIIを採用した」と述べた。

 外観などは従来モデルと共通だが、CPU以外にもソフト、ハード面の改良によって従来から約31%の低消費電力化を実現したという。低消費電力化によって、バッテリ駆動時間は標準で約5時間、オプションのFull Dayバッテリ使用時で約7.5時間へと延長されている。

 また、「コプロセッサが必要な作業時のパフォーマンスなどと互換性を考慮してプロセッサを選択した」という発言もあり、浮動小数点演算を苦手とし、専用のチップセットが必要なCrusoeに対してのメリットを示した。

 発表会にはインテル株式会社のジョン・アントン代表取締役社長もゲストとして出席し、「今回の製品は、1V以下の電圧と0.5W以下の消費電力を世界で初めて実現した。今年の後半には1GHzのモバイル用プロセッサを投入する」と述べた。

 また、堀田事業部長は「大学関係をはじめとしてノートPCでLinuxを使いたいという要望が強い。昨年設立したLinuxサポートセンターでの検証を進め、今年はLinuxクライアント元年としたい」と述べた。ThinkPadシリーズにLinuxをプリインストールした製品をターボリナックスのWebサイトで販売するほか、IBMの新入社員にもWindowsとのデュアルブート機を配布することも明らかにされた。

□日本IBMのホームページ
http://www.ibm.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jp.ibm.com/NewsDB.nsf/2001/01311
□関連記事
【1月31日】Intel、超低電圧版モバイルPentium III/モバイルCeleronを正式発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20010131/intel1.htm
【2000年10月20日】IBM、謎の省電力CPUを展示、ほか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001020/wpe13.htm

(2001年1月31日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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