ソニー株式会社は、12月31日に終了した2000年度第3四半期決算を発表した。第3四半期の売上高は前年同期比10.1%増の2兆1,103億9,400万円、営業利益は10.8%減の1,464億7,300万円。

　2000年度第3四半期の連結売上高は、音楽部門で減収、ゲーム部門で前年同期並となったが、エレクトロニクス部門で大幅な増収になり、映画や保険などの分野も売上げが増加し、約10%の増収につながったとしている。

　エレクトロニクス部門の売上高は前年同期比16%増の1兆4,239億5,700万円となり全体の売上高の半分以上を占める。情報・通信部門で30.5%増の3,524億900万円など、オーディオを除く全ての部門で10%をこえる増収となった。製品別の損益では、利益額でデジタルスチルカメラやビデオカメラなどが大きな構成比を占めている。また、PC、テレビなどの損益が前期に比べて改善しているという。

　ゲーム部門の売上げはほぼ前年同期比並だが、139億2,600万円の営業損失を計上している。日本では「プレイステーション2」、「PS one」などハードウェアの売上げが増加したものの、ソフトウェアの売上げが大幅に減少したことにより、全体で減収となったとしている。第3四半期の「プレイステーション」、「PS one」の生産出荷台数は、前年同期の661万台から大幅に減少した369万台、累計出荷台数は7,961万台、「プレイステーション2」の生産出荷台数は288万台、累計出荷台数は640万台となった。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/IR/Financial/FR/2001-1-25j/index.html
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http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20010126/sony.htm

(2001年1月26日)

[Reported by taira@impress.co.jp]