ローランドとヤマハがMIDI規格の互換性向上で協力
~GSとXGをオープン化し相互にサポート~

1月16日 発表


 ローランド株式会社ヤマハ株式会社は、MIDIデータの互換性向上のための相互協力に基本合意した。

 現在、MIDIのデータは社団法人音楽電子事業協会(AMEI)とMMA(The MIDI Manufacturers Association)によるGMをベースにしている。しかし、GMを発展させた規格は、AMEIらによるGMレベル2、ローランドによるGS、ヤマハによるXGの3つの規格が並立していた。したがって、事実上市場を二分するGSとXGのデータを再生するために、それぞれに対応する機器が必要な状態だった。

 今回の相互協力により、MIDIデータの互換性のために次のことが行なわれる。

1)「GMレベル2」を積極的にサポートする
2)GSとXGをそれぞれオープン化し、ローランドとヤマハの製品で相互にサポートする
3)今後は、GMレベル2、GS、XGの3フォーマットをカバーする製品の開発提供を行なう

 ニュースリリースによれば、新たなフォーマットの規定も協議されたが、既存のデータ資産を生かすために、規格の相互乗り入れを決定したという。

現状のMIDI 今後のMIDIサポート範囲

□ローランドのホームページ
http://www.roland.co.jp/top.html
□ニュースリリース
http://www.roland.co.jp/news/0100/index.html
□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/index2.html
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/01011601.html

(2001年1月16日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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