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日本HP、アップデートファイルにウィルス混入12月22日 発表
連絡先:ウィルス特別対応窓口
ウィルスに感染しているソフトは、12月17日~19日の間に同社サイトからダウンロードされた日本語版ドライバ、BIOSなどのソフトウェア。混入したウィルスは'99年11月頃に発見された感染型ウィルス「W32.FunLove.4099」で、「flcss.exe」というファイルが見つかった場合は感染の可能性があるため、ウィルス対応窓口にて対応するとしている。 W32.FunLove.4099は、Windows 9x/NT上で繁殖するウィルスで、Windows NTのサービスとして動作する。ウィルスファイルを実行すると、すべてのローカル及びネットワーク共有をスキャンし、EXE、SCR、OCXファイルに感染する。また、Windows NTのAdministrator権限でログオンしているPC上で実行した場合、すべてのユーザーにAdministrator権限を与えてしまう。なお、ウィルス駆除方法はすでに確立されている。 日本HPの場合、通常のアップデートファイルは、日本からオーストラリアを経由して最終的にUSサーバで公開される。今回は、日本でのウィルスチェック終了後、オーストラリアを経由する際に現地担当者のPCがウィルス感染しており、そのために転送用のサーバ上のファイルが感染してしまったという。また、USサーバアップデート時のウィルスチェックは、周期チェックからタイミングが外れてしまい素通りしていた可能性があるとしている。
□日本HPのホームページ (2000年12月22日)
[Reported by nakabaya@impress.co.jp] |
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