マイクロソフトら2社、ソクハイをソフト不正コピーで提訴

12月14日 発表



 米Microsoftと株式会社モーリンの2社は、ソフト不正コピーによる著作権侵害を理由として、バイク便を主な事業内容とする株式会社ソクハイに対して損害賠償を求める民事訴訟を東京地裁に提起したと発表した。なお、Microsoftの日本法人であるマイクロソフト株式会社は、ソクハイと取引関係にあったが、今回の提訴を期に取引関係を停止した。

 提訴の発端は、2社が会員となっている社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)に、ソクハイ内部の不正コピーを知る立場の者から情報提供があったという。当初は話し合いによる解決をめざしたが、ソクハイ側は不正コピーは認めたものの、「不正コピーの消去および使用を中止し、正規ソフトウェア購入すれば損害賠償も必要なし」と主張を譲らず、今回の提訴に至ったとしている。

 2社は、著作権を有するソフトウェアが不正にコピーされ、業務に使用されていたとして、著作権法に基づき不正コピーの消去、使用中止およびソフトウェアの不正使用によって生じた損害の賠償を求めている。なお、不正コピーによって被った損害は少なくとも約2千万円としている。

□ACCSのホームページ
http://www.accsjp.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.accsjp.or.jp/news/1214.html#b

(2000年12月14日)

[Reported by nakabaya@impress.co.jp]

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