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■■松下、MP3に対応したSDポータブルオーディオプレーヤー
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001113/pana.htm
●チェックアウト(Check-Out)
SDMIに準拠したアプリケーションからプレーヤやメディアに、コンテンツをコピーすること。
SDMI(Secure Digital Music Initiative)は、RIAAと大手レコード会社が中心となって設立したプロジェクトで、アプリケーション、プレーヤー、メディア間でのコンテンツの運用方法を規定した「Portable Device Specification Version 1.0」を、'99年にリリースした。
現行のシステムは、コンテンツを特定のPCで管理し、携帯プレーヤーかメディアに転送するという使い方を想定。コンテンツに管理情報があればそれに従い、無ければSDMI準拠のプレーヤーなどに対しコピーを3回までに制限するというルールを設けている。このルールに従って、PC側からコピーする処理を「チェックアウト (Check-Out)」、チェックアウトしたコンテンツをPC側に戻す処理を「チェックイン(Check-In)」と呼んでいる。
チェックアウト/チェックイン機能を備えたアプリケーションは、チェックアウトの度に、コピーできる残り回数を1つずつ減らし、制限を越えるコピーを行なわないように作られている。さらに別のメディアやプレーヤにコピーしたい場合には、コピー済みのコンテンツをPCに戻す「チェックイン」という操作を行なう。
こちらは、コピー先のコンテンツ(そのPCからコピーしたものに限る)を無効にし(例えば削除)、PC側で管理している転送可能回数を1つ復元する処理になる。
【参考】
□SDMI
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990729/key86.htm#SDMI
●1DIN
いちディン、ワンディン
カーオーディオなどに採用されている、DIN規格(DIN-E、Euro-DINとも)に適合したヘッドユニットのサイズ。
DIN(Deutsch Industrie Norm)規格は、我が国のJIS(Japan Industrial Standard~日本工業規格)に相当するドイツの工業規格で、ヨーロッパ市場では早くから、車のダッシュボードのスロットに、DIN規格のもが採用されていた。
この規格は、後に国際規格であるISO(International Organization for Standardization)規格にも盛り込まれ、現在はほとんどの車が、これらの規格に適合した収納スペースを用意している。
1ユニットは、178×50mm(幅×高)で、1ユニット分の高さを「1DIN」、2ユニット分を「2DIN」あるいは「ダブルDIN」、1DINの半分の高さを「ハーフDIN」という。
【参考】
□1U
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990729/key86.htm#1U
□ハーフハイト
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000128/key105.htm#half_height
■■アルプス社、情報サイトとの連携を強化したMac版「プロアトラス 2001」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001113/alps.htm
●PICT形式(PICTure format)
ピクトけいしき、ピクチャーけいしき
Apple Computerが開発した、グラフィックスデータ用のフォーマット。
Macintoshのグラフィックスエンジンである、Quick Draw用のデータフォーマットとして開発されたものだが、グラフィックスアプリケーション用のファイルフォーマットとしても広く使われている。基本的には、WindowsのWMF(Windows Metafile Format)やEMF(Enhanced Metafile Format)と同様、システムのグラフィックス描画コマンドをそのまま格納したもので、ベクターグラフィックス、ラスターグラフィックス、テキストなどの描画情報を全て扱うことができる。
■■プロカメラマン山田久美夫のデジタルカメラレポート
メモリースティックDuo採用の腕時計型カメラを参考出品
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001115/comdex09.htm
●iDフォト(iD PHOTO)
オリンパス光学工業、三洋電機、日立マクセルが'99年7月に共同で開発、2000年11月に正式な規格書「iD PHOTO規格 Ver.1.0」をリリースした、デジタルカメラ用の小型光磁気ディスクシステム。
iD PHOTOは、再生にCAD(Central Aperture Detection)磁気超解像再生方式を用いた、磁界変調記録方式(MFM~Magnetic Field Modulation)の光磁気ディスクで、直径50.8mmの小型ディスクでありながら、730MBの大容量を実現。実際のメディアは、MOと同じようにシャッターの付いたカートリッジに納められているが、この状態でも59.5×56.5×4.8(幅×奥行×厚)mmと非常にコンパクトである。
磁界変調記録は、MDに使われている記録方式で、メディアに一定のレーザー光を照射しておき、磁界の方向を変えて記録する。一般的なMOに使われている光変調方式(※1)と異なり、1プロセスで書き込みが完了するのが特徴で、より高速な書き換えが行なえる。
CAD磁気超解像再生方式は、GIGAMOに使われているMSR(Magnetically induced Super Resolution~磁気超解像)と同じ、高密度な読み取りを実現するための技術である。iD PHOTOのメディアは、記録層の上に再生層を設けた2層構造になっており、一定の温度になると、記録層の磁気マークが再生層に転写されるようになっている。再生時には、高温になるレーザースポットの中央部だけが再生層に転写されるため、レーザースポットを小さくしたのと同じ効果が得られ、高密度なマークが読み取れるという仕組みだ。
iD PHOTOは、この物理メディアとカートリッジの仕様に加え、メディアの論理フォーマットやデータを格納するファイルフォーマットも規定。論理フォーマットにはUDF(Universal Disk Format)、ディレクトリ構造にはDCF(Design rule for Camera File system)、ファイルフォーマットにはExif(Exchangeable Image File Format)といった、既存の規格が採用されている。
(※1)光変調方式(LIM~Light Intensity Modulation)は、メディアに一定の磁界をかけておき、レーザーのON/OFFで部分的に磁化していく方式。1回のプロセスで、磁性体を一方向にしか整列できないため、通常は消去と書き込みの2プロセスが必要。
【iD PHOTOの物理フォーマット】
[Text by 鈴木直美]