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■■ダイアモンド、USB対応携帯型MP3プレーヤー「Rio 500」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990721/diamond.htm
●SDMI(Secure Digital Music Initiative)
エスディーエムアイ
インターネット上での音楽の配信や販売に向けた技術を確立することを目的に、RIAAと大手レコード会社5社が中心となって'98年に設立したプロジェクト。
2000年を目処に、音楽の配信や販売などに関する標準仕様の策定を進めており、最初の規格として、ポータブルプレーヤーに著作権保護機能を備えさせるための「Portable Device Specification Version 1.0」が'99年7月にリリースされた。
仕様書は、アプリケーション、プレーヤー、メディア間で、保護されたデジタルコンテンツ(および保護されていないコンテンツ)をどのように扱うのかを示したもので、コンテンツをやりとりするためのインターフェイスとして「Licensed Compliant Modules(LCM)」を定義。それぞれが備えるべき機能を挙げ、MP3の隆盛以来、野放状態となっていた保護機能のないソフトウェアとコンテンツの氾濫に、歯止めをかけようとしている。
具体的には、コンテンツの運用をコントロールできるように、セキュリティ機能(暗号化や電子透かし)を盛り込みむわけだが、リリース段階ではまだ具体的な技術仕様は固まっておらず、実装のための骨組みをまとめた状態でしかない。実際の運用も、SDMI準拠の製品を普及させるための第1フェーズと、コンテンツの保護機構が機能するようになる第2フェーズの2段構えになっており、第1フェーズでは、第2フェーズのコンテンツを扱う必要がでて来たら、第2フェーズにアップグレードするよう促す機能を盛り込むだけとなっている。
□SDMI(Secure Digital Music Initiative)
http://www.sdmi.org/
□RIAA(Recording Industry Association of America~全米レコード協会)
http://www.riaa.com/
【参考】
□SCMS(Serial Copy Management System
~デジタルオーディオインターフェイスの保護機構)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990401/key71.htm#SCMS
□5C DTCP(Five Company Digital Transmission Content Protection
~i.LINKの保護機構)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990401/key71.htm#5C
□Magic Gate(メモリースティックの保護機構)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990218/key65.htm#Memory_Stick
●106キーボード
イチマルロク
日本語環境のデスクトップPCで使われている、106個のキーを持つキーボード。
PCのキーボードには、色々なレイアウトのものがあるが、いくつかの代表的なスタイルのキーボードは、キーボードについているキーの数で呼ばれることが多い。例えば「101キーボード」と呼ばれるものは、PS/2以降のIBMやPC/AT互換機で標準的に使われた英語環境の代表的なキーボードである。
106キーボードは、この101キーボードに似たスタイルのキーボードで、タイプキーの下2段にそれぞれ1個ずつキーを追加して、配列をASCII配列からJIS配列に変更(記号の配列が異なる)。スペースキーの両脇に3個のキーを追加し、キーの総数を106個としたもので、いわゆるDOS/Vマシン(PC/AT互換機)のもっとも標準的なキーボード(※1)として使われてきた。ちなみにこの106キーボードに、Windows 95でサポートされるようになった左右1対のWindowsキーとアプリケーションキーの3つのキーを追加したタイプを109キーボードといい、この辺までは比較的標準的な仕様となっている。また、最近ではさらに機能キーを追加し112とか114としたものもあるが、追加されたキーは必ずしも同じではない。
(※1)OADG仕様の標準キーボードで、IBMの5576-A01というタイプがモデルとなっている。
【参考】
□英語104キーボードほか
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980624/key35.htm#keyboard
●DDS(Digital Data Storage)
ディーディーエス
オーディオ用のDAT(Digital Audio Tape)の技術を応用したテープドライブ(テープストリーマ[※1])。
ソニーとHewlett-Packardによって規格化されたもので、主としてディスクのバックアップを取る目的で使用されている。オーディオ用のDATに対し、DDSという正式な名前が付けられているのだが、一般にはストレージ用のものもDATと呼ばれることが多い。メカニカルな部分はDATそのままで、ビデオなどと同じように、回転するヘッドで記録するヘリカルスキャン(※2)方式のドライブを使用。メディアも、DATと同じ4mmテープ(正確には3.81mm)である。
規格には、記録密度やフォーマットの異なるDDS-1からDDS-5までが策定されており、DDS-4まで製品化されている。DDS-3までのフォーマットと、圧縮フォーマットのDDS-DC、圧縮アルゴリズムのDCLZなどが、ISO(International Organization for Standardization~国際標準化機構)やECMA(European Computer Manufacturers Association~欧州電子計算機工業会[エクマ])の標準規格に盛り込まれている。
テープ | 容量(圧縮) | |
---|---|---|
DDS-1 | 60m | 1.3GB(2.6GB) |
90m | 2GB (4GB) | |
DDS-2 | 120m | 4GB (8GB) |
DDS-3 | 125m | 12GB (24GB) |
DDS-4 | 150m | 20GB (40GB) |
(※1)古い時代のテープドライブは、テープの読み書きとデータ転送を交互に繰り返したり、データの編集機能が搭載されていたりしたため、その都度テープを停止しなければならなかった。これに対し現在一般に使われているテープドライブは、テープを停止することなく連続してデータを読み書きできることから、ストリーマ(streamer)と呼ばれている。
(※2)ヘッドを取り付けたドラムを回転させ、そこをテープが進行する構造になっているので、トラックはらせん状(DDSの場合は僅か6度の傾きなのでほとんど垂直だが)に作られる。そこで、Helical(らせん状) Scanと名付けられている。
■■ヤマハ、USB接続のオーディオアンプ、MIDI I/F
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990722/yamaha.htm
EIA規格のラックに適合した機器のサイズを示す用語で、「1U」は高さが1ユニット分、「ハーフラック」は幅がラック幅の半分で収納できることを表す。
EIAは、機器のパネルサイズなどを標準化し、共通のラックやキャビネットに収納できるようにするための規格として、EIA-310を策定。この規格に適合したラックのことを、一般に「EIAラック」あるいは、パネル面の横幅が19インチ(483mm)であることから「19インチラック」と呼んでいる。パネル面の高さは、5インチのドライブベイ(いわゆるハーフハイト)より若干高い1.75インチ(44mm)を基準に、その整数倍になるよう規定されており、1ユニットなら1U(ユー)、2ユニット分なら2Uと呼ぶ。
EIA規格の製品は、身近なところではレコーディング関連の機材に多いが、ラックマウントタイプのPCやネットワーク機材なども、通常はこのEIA規格に準拠している。同様のものには、BTS規格(※1)あるいはJIS規格(C-6010)と呼ばれるタイプもあり、幅はEIAと同じ19インチだが、1Uが50mmであるため基本的には互換性はない(※2)。
(※1)NHKの放送技術規格で、Broadcaster's Technical Standardの略。放送関係のスタジオに置かれているラックには、このタイプが多い。
(※2)マウントフレームの変更でどちらにでも対応できる製品や両対応の製品もある。
□EIA(Electronic Industries Alliance~米国電子工業会)
http://www.eia.org/
[Text by 鈴木直美]