アップル、第4四半期の業績予測を下方修正
-- G4 Cubeの立ち上がりの鈍さなどが響く
米Appleは28日(現地時間)、2000年度第4四半期(2000年7月1日~9月30日)の業績予測を下方修正した。第4四半期の売上高は約18億5,000万ドル~19億ドルとなり、利益は当初見込みの約1億6,500万ドルに対し、約1億1,000万ドルと6割強になる見込み。一株あたりの利益は0.30ドル~0.33ドルと予測している。
同社のフレッド・アンダーソンCFO(最高財務責任者)は、リリース中で「売上高および利益が当初予測を下回ると考えられるのは、3つの要因が考えられる」と述べ、その理由として以下の3点をあげている
・Power Mac G4 Cubeの立ち上がりが予想に比べて鈍かった
・全世界的な景気の失速により、9月の販売状況が予測を下回った
・教育市場での需要が予測に比べて低かった
スティーブ・ジョブズCEOは、「この失速は残念だが、今後、Mac OS Xをはじめ、多くの素晴らしい新製品や活動を予定しており、アップルの将来は明るいと断言できる」と今後の見通しが明るいことを説明している。
□アップルコンピュータのホームページ(英文)
http://www.apple.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.apple.com/pr/library/2000/sep/28q4.html
□ニュースリリース(和訳)
http://www.apple.co.jp/news/2000/sep/29q4.html
(2000年9月29日)
[Reported by usuda@impress.co.jp]
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