ラトック、SCSIドライブをFireWireで接続するアダプタを事前公開
標準価格:12,800円
ラトックシステム株式会社は、SCSI機器をFireWire(IEEE-1394)で接続するアダプタ「FireREX1」の事前情報を公開した。正式発表は10月上旬が予定されており、発売は11月上旬、標準価格は12,800円としている。PC/AT互換機、PC98-NX、Power Mac、PowerBookに対応し、対応OSはWindows 98 SE/Me/2000、Mac OS 9.0.4以降。 10月17日から開催される「WORLD PC EXPO」でデモストレーションを行なうとしており、それ以外で正式発表までに一般公開される情報は同社のWebサイトのみ。電話などでの問い合わせなども受けつけない。 FireREX1は、外形寸法55mm×65mm×15mm(幅×奥行き×高さ)、重量48gの小型アダプタ。SCSIデバイスのハーフピッチ ピンタイプ 50ピン オス型コネクタに装着することで、FireWireデバイスとして使うことができるようになる。対応するSCSIデバイスはHDDやCD-R/RWドライブなどのストレージ系のみで、プリンタやスキャナなどはサポートされない。 インターフェイスはシングルエンドのUltra SCSIまでサポート。電源は、SCSIデバイスのタームパワーから供給されるが、別売りのACアダプタを使用すればタームパワー供給の無い機器で使用することや、SCSIデバイスが電源OFFの場合でもFireWireリピータとして利用することもできる。 パソコン側からはSCSIデバイスではなく、完全にFireWireデバイスとして認識される。そのため、パソコン側にはSCSI用ドライバやアプリケーションではなく、FireWire用ドライバやアプリケーションを組み込む必要がある。 アダプタ背面には6ピン端子を2ポート装備し、FireWireのデイジーチェーンも可能。ただし、複数台のSCSIデバイスがある場合、デイジーチェーンした端の1台にこのアダプタを付けて、すべてのデバイスをFireWireで使用するといった使い方はできない。この場合は、すべての機器にFireREX1をつけて、FireWireでデイジーチェーンしなければなならい。 なお、Power Mac G4や、G4 CubeなどFireWire機器からのブートに対応したMacintoshでは、 FireREX1を装着したSCSIストレージからのブートにも対応している。
□ラトックシステム株式会社のホームページ (2000年9月26日)
[Reported by furukawa@impress.co.jp] |
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