CESA、最先端技術交換会 |
コンピュータエンターテインメントソフトウェア協会 (CESA) は、ゲーム関連の先端技術を中心とした技術情報カンファレンス「CESA デベロッパーズカンファレンス2000 (CEDEC 2000) 」を開催した。会期は9月20日、21日の2日間で、参加するには事前登録が必要 (定員締めきり以外は当日登録も可能) 。
カンファレンスの対象がゲーム開発者や学生ということもあり、マイクロソフトによるDirectXのソースコードに関するセミナーや、アートディンクによるプレイステーション2用開発ツール「Agatha」の解説など、専門的な講義が数多く用意されている。だが中には、「ファイナルファンタジー ザ ムービープロダクションノート」や「シーマンにみる発想の技法 (21日) 」、スクウェアによる「PS2用バウンサー秘話 (21日) 」など一般の人が聞いても面白そうなものも用意されている。
そんななか、ネットワーク戦略を精力的に展開している株式会社セガ・エンタープライゼスのシステム研究開発部チーフマネージャの佐藤悟氏の「オンラインエンターテイメントの展望」と題した講演が行なわれた。大筋ではこれまでのネットワークゲームの歴史を振り返りつつセガの現在行なっているネットワーク戦略を細かに説明。そして今後どのように展開していく必要があるのかを語った。講演の中では、春の東京ゲームショウでも公開された、Dreamcastを使用した通信カラオケのシステムや、VoIPを採用し開発中のインターネット電話「DreamCall」の説明があったほか、拡張アダプタとしてUSBアダプタを開発中であることが明らかにされた。
また、Q&Aではビジュアルメモリの大容量版に関する質問があり、現在開発中である旨のコメントがあった (5月のE3でも公開されていた) 。
(2000年9月20日)
[Reported by funatsu@impress.co.jp]
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