CONTAXブランドのAFデジタル一眼レフカメラが来春登場
価格:未定
連絡先:用賀事業所 光学機器事業本部 販売企画課
N1は、35mmCONTAX初のオートフォーカス(AF)一眼レフカメラで、レンズマウントも新しい「Nマウント」となった。中判カメラCONTAX 645のレンズも使用できる。 N DigitalはN1をベースに35mmフィルムサイズの600万画素撮像素子を採用したデジタルボディで、Nマウント対応レンズがそのまま使用できる。発売は来春としているが、遅くとも5月には発売したいという。また、価格は「100万円を切り、できれば80万円を切りたい」としている。記憶媒体はCF Type2でmicrodriveにも対応する。背面には2インチの低温ポリシリコンTFT液晶を備える。 35mm一眼レフカメラの交換レンズをそのまま使用できるデジタルカメラは、数社から発売されているが、35mmフルサイズのCCDを使用し、縮小光学系などを使用せずに35mmカメラと同じ画角を維持した例はなく注目される。撮像素子についてはCCD/CMOSのいずれであるかを含めて詳細は明らかにされていない。 Nマウント用には当初「Planar T* 50mm F1.4」標準、「Vario-Sonner T* 24-85mm F3.5-4.5」、「Vario-Sonner T* 70-300mm F4.0-5.6」の2本のズーム、「Makro-Planar T* 100mm F2.8」マクロの4本のCarl Zeissレンズが用意される。CONTAX 645用レンズについてはマウントアダプタで対応する。なお、マニュアルフォーカス対応の現行製品の生産は継続されるが、新製品の投入は予定されておらず、事実上Nシリーズへの移行が図られると思われる。
同時に334万画素光学2倍ズームのデジタルカメラ「KYOCEARA Finecam 3300」も発表された。9月15日発売予定で、価格は79,800円。サイズは93.5×37.5×66mm(幅×奥行き×高さ)、200g(本体のみ)と、光学ズーム付き300万画素デジカメとしては最小・最軽量としている。35mm換算で38~76mm相当の光学ズームレンズ、AVI形式の動画撮影機能などを備える。記憶媒体はCF Type2、専用のリチウムイオンバッテリを使用する。
京セラは比較的初期からデジタルカメラ市場に参入していたが、シェアでは苦戦を続けている。席上では、「従来発売していた片手で持つSAMURAIスタイルが受け入れられなかった。今後も200/300万画素の製品を投入する。価格面で特徴を出し、来年は2桁のシェアを取りたい」と述べた。
□京セラのホームページ (2000年7月18日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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