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ソニー、1.3GBの倍密度CD-ROM/R/RW規格「DDCD」

7月5日 発表



 ソニー株式会社は、記録容量1.3GBの倍密度CD-ROM/R/RW規格「Double Density CD-ROM/-R/-RW(仮称、略称DDCD規格)」を策定したと発表した。DDCD規格のライセンスは、規格決定後に9月からPhilips Electornicsと共同で行なうとしている。

 DDCD規格は、現行のCD-ROM規格から、誤り訂正とアドレス方式を拡張、トラックピッチとピット長を縮小した。容量の増加だけでなく、著作権保護技術にも対応予定という。
 なお、DDCD規格に対応したドライブであれば従来のCD-ROM/-R/-RWメディアの読み込みが可能となる。また、従来のドライブでのDDCD規格メディアの読み込みはできない。

 また、製造設備等については、現行のものが利用できるため、リースナブルな価格で製品を提供しやすい規格となっており、DVDをベースとしたリライタブルメディアとの棲み分けが注目される。

 Double Density CD-ROM/-R/-RWCD-ROM/-R/-RW
データ容量1.3GB (2,048B/sector)650MB (2,048B/sector)
レーザ波長780 nm
対物レンズ再生: NA=0.50
記録/再生: NA=0.55
再生: NA=0.45
記録/再生: NA=0.50
ディスクサイズ直径 : 120 mm
厚さ : 1.2 mm
トラックピッチ1.1 μm1.6 μm
最小ピット長0.623 μm0.833 μm
線速度0.90 m/秒1.2~1.4 m/秒
誤り訂正方式CIRC7CIRC
変調方式EFM

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.world.sony.com/JP/News/Press/200007/00-0705/
□ライセンスに関する窓口(英文)
http://www.licensing.philips.com/

(2000年7月5日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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