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Linux、サーバー用途で急速な立ち上がり。IDC調査

7月4日 発表

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 調査会社のIDC Japan株式会社の国内サーバーOS調査によれば、'99年のLinuxの出荷本数は16,858本で、前年の2,200本から666.3%という急速な立ち上がりを見せた。集計対象となっているのはディストリビュータから提供されている有償ライセンス分でサーバー用途に使用されたもの。

 IDCでは急速な成長の理由として、ディストリビュータやハードウェアメーカーなどの体制が整ったこと、もともとのLinuxユーザーがディストリビュータが提供するパッケージへ移行し顕在化したこと、商用UNIXへの移行が困難なユーザーが代用として導入をはじめたことを挙げている。

 なお、'99年のサーバー用OSのシェアは、Windows NTが81.3%、UNIXが10.1%で、Linuxは4.0%にすぎない。ただし、IDCではLinuxの年平均成長率を44.8%と見込んでおり、2004年にはWindows NT/2000に次ぐ12.0%のシェアを獲得すると予想している。

 また、サーバーOS上のリレーショナルデータベース(RDBMS)は、全体で162,653本(対前年比33.3%増)を出荷しており、シェアはマイクロソフトが50.3%、オラクルが43.0%で2社の寡占状態となっている。


□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□「ソフトウェア市場分析ライセンス編 1999-2004」
(今回のリリースの原典となった調査情報)
http://www.idcjapan.co.jp/Report/Software/j0157.html
□関連記事 【'99年7月12日】IDC、'98年の日本国内OS出荷実績を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990712/idc.htm

(2000年7月4日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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