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IDC Japan、国内プリンタ市場動向を発表
インクジェットプリンタシェア、エプソンの首位独走揺るがず

'99年国内インクジェットプリンタベンダ別出荷台数シェア

6月28日発表

連絡先:テクノロジーマーケティング
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 IDC Japan株式会社は28日、'99年の日本国内におけるプリンタ市場動向調査の結果を発表した。
 これによると、'99年の市場規模は出荷台数ベースで対前年比26.2%増の632万4,560台、出荷金額ベースで対前年比18.7%増の4,075億円となり、未だ成長過程であることを示した。

 製品別では、インクジェットプリンタの出荷台数が対前年比45.5%増の490万2,320台と大幅な伸びを記録。レーザープリンタは14.5%増の111万4,531台となっているが、カラーレーザープリンタの伸びが大きく、対前年比99.2%増の87,058台となっている。カラーレーザープリンタの伸びに関してIDC Japanは「本体価格の値下がりや参加ベンダの増加、オフィスでのカラー印刷需要の高まり」と分析している。
 今後の動向に関しては、出荷台数ベースで年間平均12.4%、出荷金額ベースで年間平均4.3%の成長率を予測しており、「インクジェットプリンタに関しては高付加価値品を指向するユーザーは依然として存在するものの、パソコンの低価格化に伴い3万円以下の比率が増加しており、さらなる低価格化が進むだろう」としている。

'99年国内レーザープリンタベンダ別出荷台数シェア
 同時に出荷台数シェアも発表された。インクジェットプリンタシェアでは、エプソンのシェアが前年からほぼ横這いの51.3%。以下、キヤノンの28.6%、日本HPの8.7%、NECの6.4%となっている。キヤノンは昨年末のプリンタ商戦で製品ラインナップの強化、派手な広告展開など、インクジェットプリンタ市場でのシェア奪還を狙ったが、わずかながらシェアを下げている。
 一方レーザープリンタに関しては昨年に引き続き今年もキヤノンが29.4%でトップ。2番手はエプソンで21.1%。以下、順にNECの13.0%、富士通の10.8%と続いている。

※:出展、IDC Japan
Copyright International Data Corporation Japan, 2000. Unauthorized use is strictly forbidden.

□IDC Japanのホームページ
http://www.idcjapan.co.jp/
□関連記事
【'99年3月29日】IDC Japan、'98年国内プリンタ市場出荷実績を発表
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990329/idc.htm

(2000年6月28日)

[Reported by funatsu@impress.co.jp]

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