「世界が変わるお手伝いをしたい」アドビ新社長 堀昭一氏会見
堀氏はアドビを選んだ理由を、「アドビは人々のコミュニケーションに貢献することを目的としている。私もコミュニケーションによって人が変わっていくことで、世界が変わると信じている。アドビに入ることで世界が変わっていくお手伝いをしたいと思う」と述べた。 また、「アドビは'80年代はPostScript、'90年代はPDFとオープンスタンダーを作ってきた。2000年代はSVG(Scalable Vector Graphics)だ」と、SVGの重要性を強調した。SVGは、XMLベースの2次元画像表現言語で、6月にWebブラウザ用のプラグインビューワーを公開している。なお、PDFについては、Acrobat Readerの累積ダウンロード数が1億5千万コピー、現在でも月100万コピーに達するとしており、日本国内で月30万コピーのダウンロードがあるという。 今後はWeb用のアプリケーション、電子ドキュメント(PDF)、DTPの促進に力をそそぐとしており、「Webと紙媒体のクロスメディアが広く普及するので、製品の対応を図りたい」と述べた。
なお、プレゼンテーションでは堀氏が単独で積極的なビジョンを語ったものの、質疑応答の大半は担当者が答えるなど、就任後日が浅いためか不慣れな様子も見られた。
□アドビシステムズのホームページ (2000年6月21日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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