Intel、低電圧駆動のPentium III 600MHzなど5つのノート用CPU
1,000個ロット時単価:
共通の特徴は0.18μmルールプロセス、SSE拡張命令、100MHzのプロセッサバスなど。従来通り、Pentium IIIはキャッシュ容量が大きく、SpeedStepテクノロジが採用されるのが大きな相違点。パッケージはBGA2、μPGA2、MMC2が用意されるが、低消費電力版はBGA2のみ。 Pentium III 750MHzはモバイル用としては最高速のプロセッサで、SpeedStepによるバッテリモードでも600MHzと従来より高いクロックとなった。電圧は最高性能モード1.6V、バッテリモード1.35Vと従来通り。 しかし、今回の目玉はPentium III 600MHzの低消費電力版で、最高性能モードの600MHzで1.35V、バッテリモードの500MHzで1.1Vと従来のSpeedStep対応CPUより電圧を下げ、さらに消費電力を下げた。IntelではこのCPUを搭載した、厚さ1インチ(2.54cm)、重さ1.4kg程度の小型軽量の高性能ノートの登場を期待しているというが、さらに薄く軽い製品の登場を期待したい。 また、Celeron 650/600MHzはCeleronシリーズの最高速版。SpeedStepは採用されていないため、クロックは固定、電圧も1.6V固定となる。Celeron 500MHzは低消費電力版で、クロックは固定だが、電圧が1.35Vに下げられている。 1,000個ロット時の単価は、Pentium III 750MHzが562ドル、低消費電力版Pentium III 600MHzが316ドル、Celeron 650MHzが181ドル、Celeron 600MHzが134ドル、低消費電力版Celeron 500MHzが134ドル。日本法人による国内の1,000個ロット時単価は、61,840円、34,770円、19920円、14,740円、14,740円。
□米Intelのホームページ(英文) (2000年6月20日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
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