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Intel、低電圧駆動のPentium III 600MHzなど5つのノート用CPU

BGA2パッケージ
6月19日(現地時間) 発表

1,000個ロット時単価:
Pentium III 750MHz 562ドル
低消費電力版Pentium III 600MHz 316ドル
Celeron 650MHz 181ドル
Celeron 600MHz 134ドル
低消費電力版Celeron 500MHz 134ドル



低消費電力版Pentium III 600MHzと搭載機のイメージ
 米Intelは、Mobile Pentium III 750/600MHz、Mobile Celron 650/600/500MHzの5つのノート用CPUの出荷を開始した。いずれもシリーズの最高速となるCPUと、従来からあるクロックの低消費電力版の組み合わせ。

 共通の特徴は0.18μmルールプロセス、SSE拡張命令、100MHzのプロセッサバスなど。従来通り、Pentium IIIはキャッシュ容量が大きく、SpeedStepテクノロジが採用されるのが大きな相違点。パッケージはBGA2、μPGA2、MMC2が用意されるが、低消費電力版はBGA2のみ。

 Pentium III 750MHzはモバイル用としては最高速のプロセッサで、SpeedStepによるバッテリモードでも600MHzと従来より高いクロックとなった。電圧は最高性能モード1.6V、バッテリモード1.35Vと従来通り。

 しかし、今回の目玉はPentium III 600MHzの低消費電力版で、最高性能モードの600MHzで1.35V、バッテリモードの500MHzで1.1Vと従来のSpeedStep対応CPUより電圧を下げ、さらに消費電力を下げた。IntelではこのCPUを搭載した、厚さ1インチ(2.54cm)、重さ1.4kg程度の小型軽量の高性能ノートの登場を期待しているというが、さらに薄く軽い製品の登場を期待したい。

 また、Celeron 650/600MHzはCeleronシリーズの最高速版。SpeedStepは採用されていないため、クロックは固定、電圧も1.6V固定となる。Celeron 500MHzは低消費電力版で、クロックは固定だが、電圧が1.35Vに下げられている。

 1,000個ロット時の単価は、Pentium III 750MHzが562ドル、低消費電力版Pentium III 600MHzが316ドル、Celeron 650MHzが181ドル、Celeron 600MHzが134ドル、低消費電力版Celeron 500MHzが134ドル。日本法人による国内の1,000個ロット時単価は、61,840円、34,770円、19920円、14,740円、14,740円。

□米Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/mp061900.htm
□ニュースリリース(和文)
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2000/000620b.htm
□製品情報(英文)
http://developer.intel.com/design/mobile/

(2000年6月20日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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