Click


東芝、Rambusとライセンス契約を締結

6月15日(現地時間)発表



 米Rambusは、現地時間の15日、株式会社東芝と特許のライセンス契約を締結したと発表した。契約の内容はSDRAM、DDR SDRAM、DDR FCRAMおよびメモリコントローラの特許に関するもの。

 Rambusのリリースでは、「今回の契約で東芝は、Rambusによって開発された高速メモリインターフェイス技術の関連特許についてのライセンスを取得いたしました。 そしてこのインターフェイス技術はすでに東芝のSDRAM、DDR SDRAM、DDR FCRAMメモリ、およびこれらを制御するコントローラICで採用されています」としており、Rambusの所有する特許がSDRAMやDDR SDRAMに転用されているという、従来からのRambusの主張に即した形でライセンス契約が行なわれたことを示唆している。

 Rambusは1月に日立製作所を、RDRAMに準拠したメモリとロジック製品の製造販売を目的とした技術供与を受けていたが、RDRAM関連製品の製造販売は行なわず自社製品に不法に技術を利用したとして提訴しており、係争が続いている。東芝はすでにRDRAM製品を供給しており、ライセンス契約の締結に至ったとみられる。

□Rambusのホームページ(英文)
http://www.rambus.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.rambus.com/general/press_releases/pr_061500.htm
□ニュースリリース(和訳)
http://www.rambus.co.jp/company_information/press_releases/pr_061600.html
□東芝のホームページ
(6月19日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.toshiba.co.jp/
□関連記事
【1月19日】米Rambus、RDRAMに関する特許違反で日立を提訴
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20000119/rambus.htm

(2000年6月19日)

[Reported by date@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp