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日本HP、家庭向けPCに参入。Eコマース販売でソフトバンクECと提携

6月19日開始

連絡先:スタイルインデックス ヘルプデスク
     Tel.0120-852-471(6月19日から)


 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、家庭向けPC市場への本格参入を発表した。販路はEコマースが中心で、ソフトバンクグループのソフトバンク・イーコマース株式会社(ソフトバンクEC)と提携した。実際の販売はソフトバンクECの子会社「スタイルインデックス株式会社」が担当し、HPも出資する予定。スタイルインデックスは、PCとインターネット接続サービスの低価格パックにデスクトップPC「pavilion 2000」を使用するほか、今秋からHP製品の公式Eコマースサイトとして活動する。なお、pavilionシリーズは今秋から店頭でも販売する。HPは、米国コンシューマー市場では急激に成長し、シェア1位となっているが、国内ではほとんど実績を残していない。

 スタイルインデックスは、現時点ではソフトバンクECの100%出資会社で、今後も過半数を出資するが、日本HPも積極的にコミットし、サーバーなどのインフラやサービスを提供する。発表には、HP本社の社長兼CEOカーリー・フィオリーナ氏も出席し、「日本HPはインフラやソリューションの分野では良い結果を残していたが、今回良いパートナーを得て、家庭向けPC事業に参入できた。ベストプロダクツ、ベストパートナー、ベストブランドを武器に結果を出すことを期待している。業界をリードするEコマースをめざしたい」と述べた。また、ソフトバンク株式会社の孫正義社長も出席「インターネットを普及させるための手段として、低価格でまるごとのサービスを提供する。初年度の黒字をめざし、悪くても2年目には黒字にしたい」と語り、今回の提携も同社のインターネット戦略の一環であることを強調した。

 スタイルインデックスの低価格インターネットパックは「インターネット らくスタ パック」という名称で、6月19日から開始される。時間無制限のインターネット接続サービスとPCのパックで、契約期間は3年間。月々3,480円のコースと、月々2,980円、ボーナス月のみ5,980円のコースが用意される。アクセスポイントは当初から全国159カ所を確保し、初年度販売目標台数は50万台としている。

 提供される「pavilion 2000」はi810ベースの省スペースデスクトップPCで、価格は90,000円と設定されている。主な仕様は、Celeron 466MHz、64MBメモリ、5.0GB HDD、24倍速CD-ROM、56kbpsモデムなど。Windows 98、ロータス ラクラクナビ2000などがプリインストールされ、15インチCRTが付属する。

□日本HPのホームページ
http://welcome.hp.com/country/jp/jpn/welcome.htm
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/Corp/pressreleases/fy2000/cpj22.htm
□ソフトバンクECのホームページ
(6月15日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.softbankec.co.jp/
□スタイルインデックスのホームページ
http://www.style-index.com/

(2000年6月15日)

[Reported by date@impress.co.jp]

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