マイクロソフト、阿多社長がプライベートカンファレンスで基調講演
阿多社長は、Microsoftの新しいテーマ「Empower people through great software any time,any place,and on any device」を紹介し、ソフトウェアを通じて人々に力を与えるためのインフラとしてインターネットは最適であると述べた。 そしてMSCのテーマでもある、「the business internet」の対応ジャンルとして「ナレッジマネージメント」、「LOB(基幹業務)」、「コマース」を挙げた。以後、カゴメ、名古屋銀行、ソフマップをそれぞれの分野の導入事例として紹介した。また、Office 2000などのエンドユーザー向けのインフラを持っていることが自社の強みであると強調した。 増員を続けているプロダクトサポートについては、企業向けの人員を'99年の160名から、260名に増員しており、来年には350名にすると述べた。一方で、一般市場向けのパッケージ製品のサポートはアウトソーシングしており、こちらも300名から500名へ増員すると述べた。 最後に7月に発売予定の「SQL Server 2000」、「Visio 2000 Enterprise」、「ExchangeServer 2000」のデモンストレーションを行ない講演を終了した。 ビジネスユーザー向けの講演のためか、講演内容は製品や導入事例の説明のみで、米国での裁判問題などマイクロソフト全体の方向に関わる話題に触れることはなかった。また、導入事例の解説で「ロータスのノーツからExchange Serverに乗り換えたユーザー企業がレスポンスの向上を喜んでいる」という、語りようでは刺激的になりうる部分でも、阿多氏が淡々と語るため前任の成毛氏の講演のような攻撃的な印象は残らなかった。
□マイクロソフトのホームページ (2000年6月13日)
[Reported by date@impress.co.jp] |
I |
|