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NECインフロンティア、Windows CE.NET搭載の企業向けPDA「Pocket@i」12月16日より順次発売 標準価格:18万円から 連絡先:マルチメディアアプライアンス販売推進グループ 無線通信インターフェイスの異なる3モデルが用意される。128kbpsパケット通信対応のAirH”端末を内蔵した「PHSモデル(PW-WT21-02)」は12月より、IEEE 802.11b無線LAN内蔵の「無線LANモデル(PW-WT21-01)」は2003年1月より、IEEE 802.11bとVoIPに対応した「無線LAN・VoIPモデル(PW-WT21-03)」は2003年3月より発売される。価格は最廉価のPHSモデルが18万円からとなっている。 CPUはIntel PXA250(XScale) 400MHzを搭載する。メモリはRAM/ROMともに64MBのほか、ユーザーが自由に保存可能な領域として64MBメモリ(SDメモリーカード)を内蔵する。液晶は240×320ドット/65,536色表示のバックライト付き3.5型半透過カラーTFTを装備する。 「無線LAN・VoIPモデル」は、データ通信と平行して音声通話が行なえるのが特徴。独自開発のQoS(Quality of Service)サポート機能により、高品質な通話を実現するという。 オプションのBluetoothユニットとBluetoothヘッドセットを併用してのワイヤレス通話も可能となっている。なお、有線であればイヤホンマイクなどでも音声通話が行なえる。 本体上部に小型レーザースキャナを備え、バーコードリーダとしても利用できる。また本体両側面に「トリガーボタン」を装備し、スキャン動作などを割り当てることも可能となっている。インターフェイスは、USB(ホスト機能付き、200mAまで)、IrDA 1.1、イヤホンジャックなどを備える。
バッテリはリチウムイオンバッテリで、ニッケル水素電池との交換も可能。駆動時間は約4時間。本体サイズは80×22.9×159mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約280g。JIS防滴II型準拠の防滴性能や、1.2mの耐落下性能を備える。
「コンシューマ分野においてのPDA端末は、やや陰りが見えるが、企業向け分野においては急速な成長が見られる。各社が企業向けに注力する中、Pocket@iは先陣を切れるだろう」とした。初年度の出荷数は5万台を見込むという。 また、「PDAの出荷は、ソフトウェアの充実度に比例する。標準仕様のWindows CE.NETを採用し、開発環境としてJAVAとMicrosoft eMbedded Visual C++ 4.0を用意したことで、業務用ソフトウェア/パッケージの開発が容易なため、各社からの参入/採用が見込める。ソフトウェアベンダなどに対し、パッケージライブラリの配布なども順次行なう」と説明した。
さらに、「我々のアドバンテージとして、NEC本体のソリューションがある。最大の顧客はNEC本体になるだろう。またそれに合わせて、ソフトウェアも順次増やしていけるだろう」と、他社との優位点を語った。
会場では、「PHSモデル」とオプションのBluetoothヘッドセットを併用し、遠隔地の相手と在庫管理を確認するデモンストレーションなどが行なわれた。
(11月12日現在、この件に関する情報は掲載されていない) http://www.necinfrontia.co.jp/ □関連記事 【10月31日】NEC、タッチパネル液晶を2基搭載したPOS端末 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1031/nec.htm 【10月29日】NEC、PDA事業を子会社に移管 http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/1029/nec.htm
(2002年11月12日) [Reported by yosida-s@impress.co.jp]
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