マイクロソフト、製品のサポート期限を明確化 ~Windows XPの標準サポートは2006年年末まで
2002年10月17日 公開
マイクロソフト株式会社は、製品サポートの基本的な方針をまとめた「マイクロソフトサポートライフサイクルポリシー」を日本市場にも導入すると発表した。このポリシーは、10月15日に米国で発表されたもので、マイクロソフト製品のサポート期間とその内容を明確化したもので、マイクロソフト製品の導入計画などの資料として公開された。
サポートについては、製品の発売日を起算日とした一貫した方針となっている。ビジネスおよび開発用ソフトウェアについては標準サポート期間5年と有償の延長サポート期間2年の計7年がサポート期間とされる。企業向け情報システムについては、カスタムサポートを延長し10年以上のサポートも可能となっている。また、「はがきスタジオ」などの毎年更新される個人向けソフトについては最短で3年間としている。
セキュリティに関する修正プログラムは、ビジネスおよび開発用では延長サポート期間終了まで、個人向けソフトについては標準サポート期間終了まで無償提供される。
なお、「オンラインセルフヘルプサポート」と称されるWebによるサポート情報提供は最短でも8年間提供される。
今回の新ポリシーによる各製品のサポート期間もWeb上で公開された。一例として、Windows XP Professionalのメインストリーム(標準サポート期間)は2006年12月31日までとなる、有償の延長サポートは2008年12月31日まで。Windows XP Homeはメインストリーム期間は同じだが、延長サポートは用意されない。また、Office XPのメインストリームは2007年6月30日まで、延長サポートは2008年6月30日までとなる。
旧製品では、Windows 2000 Professionalが新ポリシーの対象に変更され、メインストリームが2005年3月31日まで、延長サポートが2007年3月31日までとなった。ちなみに旧ポリシーが適用されていた製品のメインストリーム期間は、Windows 98 SEとWindows NT Workstationが2002年6月30日ですでに終了、Windows Meが2003年12月31日となっている。
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases02/101702msl.asp
□ライフサイクル専用Webサイト(英文)
http://support.microsoft.com/lifecycle/
(2002年10月17日)
[Reported by date@impress.co.jp]
PC Watch編集部
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