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Maxtor、ディフランコ副社長が来日
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ワールドワイド・コーポレート・マーケティング担当副社長 スティーブン・ディフランコ氏 |
10月16日開催
懇親会では、米Maxtorのワールドワイド・コーポレート・マーケティング担当副社長 スティーブン・ディフランコ氏が、業界動向を交えながら今後の方向性などについて語った。
ディフランコ氏は、「デジタルデバイスの普及により人々は、朝から晩まで“デジタル世界”の中で過ごしている。どんなデジタルデバイスにも、データを記録するストレージが搭載されており、ストレージへの要求は年々高まっている」と切り出した。
「ハードディスクの記録密度は、毎年2倍ずつ高密度化されている。業界に先駆けて80GBプラッタの製品も投入した。ストレージに対する市場からの要求が強いため、我々は成長し続けられる」とした。
同社におけるストレージ製品の出荷状況は、台数ベースで毎週100万台、容量ベースで毎日6petabyte(6,000TB)を出荷しているという。また2001年には、1.5exabyte(1,500petabyte)を出荷したとしている。
また「Maxtorは今年で20年になる。当初は企業向け中心に出荷していたが、'95年には、デスクトップ向けの製品に転換し、Compaqなどへの納入も始めた。2年前にQuantumを買収し、SCSIのパーソナルストレージサーバー分野にも参入した。顧客に対し、幅広いラインナップを提供できるようになった」と、同社の変遷を語った。
さらに「PCだけではなく、ビデオデッキやTVといった家電製品へのストレージデバイスの内蔵が進み、またその容量も増えるだろう」と、ストレージ業界全体の動向についても説明した。
Serial ATAが先行して普及し、Serial Attached SCSIが追従して普及すると言及した |
さらにSCSIについても「Serial Attached SCSIが順次普及するだろう。ただし、現在のところ24時間/Weekのいわゆる“365日稼動”の条件を満たしていない上、80%程度の性能しか引き出せていないことから、エンタープライズ向けサーバーなどへの組み込みはもう少しあとになる」と述べた。
□日本マックストアのホームページ
http://www.maxtor.co.jp/
□Maxtorのホームページ(英文)
http://www.maxtor.com/
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(2002年10月16日)
[Reported by yosida-s@impress.co.jp]
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