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沖データ、USB 2.0対応A4カラーページプリンタ
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・11月下旬 発売
・標準価格:168,000円
「MICROLINE 5100」はUSB 2.0とEthernetを備えたA4カラーページプリンタ。11月下旬より発売され、価格は168,000円。対応OSはWindows 95/98/Me/NT 4.0(SP5)/2000/XP(95/NT 4.0はEthernetのみ対応)。
本体サイズ422×561×345mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約25kgで、同社ではクラス最小/最軽量としている。
印刷解像度は1,200×600dpiで、印刷速度はA4カラーが12ppm、モノクロが20ppm。4連タンデムDigital LEDヘッドを装備し、1,677万色印刷に対応する。オプションで両面印刷にも対応する。ランニングコストはカラーが約12.5円/枚、モノクロが約2.9円/枚。
インターフェイスは USB 2.0/1.1とEthernetを備え、ネットワーク印刷に対応。ネットワーク管理ソフト「Print Super Vision」が付属する。同社によれば、パラレルやEthernet接続時の実効転送速度は1MB/sec程度だが、USB 2.0を利用することで4~5MB/sec程度の実行速度を実現できるという。
■18ppmのA4モノクロページプリンタ「MICROLINE 18シリーズ」
・11月中旬 発売
・標準価格:59,800円~99,800円
「MICROLINE 18」シリーズは、A4モノクロ印刷で18ppmを実現した小型モノクロページプリンタ。発売は11月中旬。価格は下位モデルの「MICROLINE 18」が59,800円、中位モデルの「MICROLINE 18N」が79,800円、上位モデルの「MICROLINE 18NR」が99,800円。
各モデルの違いは、インターフェイス、搭載メモリ容量、搭載フォントなど。18は16MBメモリを搭載し、USB 1.1/パラレル接続に対応。18Nは16MBメモリを搭載し、USB 1.1/パラレル/Ethernet接続に対応。18NRは32MBメモリを搭載し、USB 1.1/パラレル/Ethernet接続に対応するほか、PostScript3にも対応する。
そのほかの仕様や外観は共通で、印刷解像度は最大1,200×600dpi。本体サイズは355×395×200mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約9kg。WindowsとMacintoshに対応する。
■高速性と低価格を両立し新市場開拓を狙う
代表取締役社長の河井正彦氏 |
10日に行なわれた発表会では、同社のカラーページプリンタの今後の事業戦略について説明がなされた。
同社によれば、'99年当時の国内カラーページプリンタの市場成長予測は前年比50%を超え、2001年には出荷台数が153万台になると見込まれていたが、実際には1%増の69万台に留まったという。
同社のユーザー調査から導き出されたカラー化促進を阻害する要因は、主に印刷/製品コストが高いことと、印刷速度の遅さだったという。また、同社では、カラー化への意向はあるものの、実行に移すだけの何かを持った製品がないと判断。
それらの阻害要因を克服すべく開発されたのが今回のMICROLINE 5100で、高速印刷と低価格を両立させた。
価格付けについては、148,000円のときと128,000円のときとで、ユーザーの購入意欲の指数の差が2倍に開くことから、実売で12万円台となる価格付けをしたという。
同社代表取締役社長の河井正彦氏は、「今回の新製品は新マーケットを開拓すべく開発されたもので、カラー化の促進に拍車をかけたい。カラープリンタにおける現在の当社のシェアは1桁台だが、3年後には20%を目指す」と意気込みを語った。
カラー化の阻害要因 | 価格についての調査結果 |
□沖データのホームページ
http://www.okidata.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.okidata.co.jp/info/new_line.html
□製品情報
http://www.okidata.co.jp/info/5100.html (5100)
http://www.okidata.co.jp/info/18_series.html (18シリーズ)
(2002年10月10日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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