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Corel、統合型ドローソフト「CorelDRAW 11 日本語版」11月22日発売 連絡先:株式会社メディアビジョン
発表会は、東京赤坂にあるカナダ大使館にて開催された。カナダ大使館商務参事官 Deborah Lyons氏は、「現在日本には、カナダ資本の企業が、Corelを含め80社ほどオフィスを構えている。カナダ企業の優れた技術を広めていきたい」と、挨拶した。
CorelDRAW 11 日本語版は、ドローソフト「CorelDRAW 11」にWebグラフィックス/アニメーション作成プログラム「Corel R.A.V.E 2」がバンドルされた通常版と、さらにフォト編集ソフト「Corel PHOTO-PAINT 11」がバンドルされた「CorelDRAW Graphics Suite 11 日本語版」の2種類が用意される。
CorelDRAW 11およびCorel R.A.V.E 2では、新たに「シンボル」機能が追加された。各オブジェクトをシンボルとして定義し、同一ファイル内で再利用することで、ファイルサイズを縮小できるという。 描画用のブラシツールとして、曲線化オブジェクトに使用し、輪郭を滲ませることで自然な湾曲を描画する「染み付けブラシ」や、部分的な波状効果を与えて尖ったギザギザの輪郭を描画する「ラフブラシ」が追加されている。ともにペンタブレットなどの筆圧感知機能にも対応する。 さらに描画ツールとして「楕円形」、「矩形」、「曲線」を追加。フリーハンドツール「ポリラインツール」を新たに搭載し、クリックで直線セグメントを、ドラッグで曲線セグメントを描画可能となった。これにより、1つのモード内で複雑なオブジェクトを容易に描画できるという。 そのほか、テキストをインポートした際に、フォントを維持するか破棄するかの選択が可能になった。これにより、インストールされていないフォントをインポートする際でも、すべての既存書式を破棄することで、正確なレイアウトや書式をアプリケーション上で直接指定できるようになったという。
また、Graphics Suite 11にバンドルされた「Corel PHOTO-PAINT 11」では、赤目を取り除く「赤目除去ツール」や、マスキング作業用の「カットアウトツール」、Web閲覧用に画像を複数ファイルに分割する「イメージスライス機能」、インタラクティブなWebページを簡単に作成可能な「ロールオーバー効果」などを新たに搭載。またJPEG2000にも対応した。
新たに搭載された「染み付けブラシ」や「ラフブラシ」などを使用し、どのようにグラフィックが出来上がっていくかを、実際の手順に従ってデモを行なった。
□Corelのホームページ(英文)
(2002年10月8日) [Reported by yosida-s@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
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