|
富士通、携帯電話で遠隔操作可能なホームロボット10月7日 発表 株式会社富士通研究所は7日、携帯電話で移動や家電操作が可能なホームロボット「MARON-1 (マロンワン)」を開発したと発表した。 MARON-1は、移動機構と上下左右に向くカメラ、家電操作用の学習リモコン、PHSなどを内蔵した家庭向けロボット。iモード/FOMA端末から専用のiアプリにより遠隔操作が可能。 同社では開発の背景について、将来家庭での日常生活をサポートするようになる家庭向けロボット実現の最初のステップとして開発したとしている。 移動機構は駆動輪×2(左右)とクローラー旋回×1を備え、前進/後退/左右回転が可能。移動操作は携帯電話で行なえるほか、家の間取り図をあらかじめ登録することで、目標地点まで障害物を避け、最大25mmの段差を乗り越えて自動で移動可能という。 上下左右に向くカメラを2台搭載しており、家の中の様子を撮影して携帯電話に転送が可能。赤外線学習リモコンを内蔵しており、家電の操作ができる。 侵入者検知用のセンサーも内蔵。検知の際は、警告音を鳴らすとともに、内蔵のPHSにより指定した番号に自動的に電話するようになっている。 PHSはそのまま電話としても利用可能で、MARON-1に電話番号を登録しておけば、ハンズフリーフォンとしても利用できる。 そのほか、内蔵タイマーによりアラームを鳴らしたり、指定した時間に特定の動作を行なうよう指示できる。 ユーザーインターフェイスは、タッチパッド×1、メニュースイッチ×5、ファンクションスイッチ×2を装備。4型TFT液晶ディスプレイ、マイク、スピーカも搭載する。本体サイズは320×360×320mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5kg。 OSはWindows CE 3.0を採用しており、USB×1(ホスト機能)、PCカードスロット×1、RS-232C(メンテナンス用)×1を装備する。ニッケル水素バッテリを内蔵し、連続稼働時間は約12時間。 同社では今後利用シーンを想定して新たにソフトウェアを開発し、製品化する予定。 □富士通研究所のホームページ (2002年10月7日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp]
【PC Watchホームページ】
|
|