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キヤノン、インクジェットプリンタ「PIXUS」シリーズ一新
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・標準価格:59,800円
PIXUS iシリーズの最上位機種。すべてのインクノズルを2plのスーパーフォトノズルに統一。ノズル数は各色512、合計3,072に上る。6色の濃淡インクと2pl化によって、中間濃度部の粒状感を低減した。4,800×1,200dpiの解像度によるなめらかな階調表現との組み合わせで、最高画質を実現したという。
機能面ではCD-Rへの印刷が可能となった。標準装備のCD-Rユニットは、キャリッジの昇降機能を内蔵し、レバー操作なしでセッティングできる。
本体サイズは418×274×160mm(幅×奥行き×高さ)と小さい。本体のカバー部分はアルミ仕上げ。インターフェイスはUSB 2.0対応となり、USB 2.0と1.1を各1個備える。
●4色ながら2plノズルで高画質化「PIXUS 850i」
・標準価格:44,800円
4色インクと5plノズルをベースにしながら、2plのノズルを付加することで、高画質化を図った中上位機種。2plの極小ドロップで淡い色が表現可能となり、インク濃度の低い専用色を付加することなく粒状感を低減したという。極小ドロップ化によってインクの色数だけでは画質は語れなくなったとしている。解像度は4,800×1,200dpi。
完全双方向印刷システムの採用と、給排紙機構の改良などで、モノクロ22ppm、カラー14ppmの高速印刷を実現している。キヤノンでは印刷速度はクラス最高速としている。ノズル数はブラックが320、カラーが1,280の合計1,600。
本体のカバー部分はアルミ仕上げ。950iと同様のCD-Rダイレクト印刷が可能。USB 1.1/パラレルのデュアルインターフェイスを備える。
本体サイズは418×274×159mm(幅×奥行き×高さ)。
●高速印刷のスタンダード機「PIXUS 550i」
・標準価格:29,800円
もっとも出荷台数が多い価格帯に向けた、印刷速度/画質などバランスのとれたスタンダード機。ベースは5plノズルと4色インクエンジン。ノズル数は各色256、合計1,088。
完全双方向印刷システムの採用などで、モノクロ18ppm、カラー11ppmの高速印刷が可能となっている。インターフェイスはUSB 1.1とパラレルのデュアルインターフェイス。
本体サイズは418×274×159mm(幅×奥行き×高さ)。
●低価格、省スペースのエントリーモデル「PIXUS 320i」
・標準価格:19,800円
シリーズの他機種とはまったく異なったポップなデザインが特徴。385×195×165mm(幅×奥行き×高さ)というコンパクトな新筐体のエントリーモデル。
エンジンは、4色インク、2,400×1,200dpi。ヘッドのノズル数は、モノクロ320、カラー各色128、合計704。
インターフェイスはUSB 1.1のみ。
●Mac OS Xでのフチ無し印刷と、新専用紙
各機種の対応OSは、インターフェイスによって異なるが、USB 1.1ではWindows 98/Me/2000/XP、Mac OS 8.6/9.x、Mac OS Xが、USB 2.0ではWindows 2000/XPがサポートされている。パラレル接続ではWindows 95/NT 4.0にも対応する。
なお、今回の機種よりMac OS Xでのフチなし印刷が可能となっている。既存機種用のドライバもすでにキヤノンのサイトで公開済み。ただし、対応バージョンはMac OS X v10.2のみで、OS標準のドライバではなく専用ドライバのダウンロードが必要。
また、写真印刷時に重要な専用紙「プロフェッショナルフォトペーパー PR-101」も改良され、より光沢度が高くなり、濃度も約10%向上したとしている。価格は、A4サイズ12枚入りが1,200円、L版/2L版20枚入りが各500円。
□キヤノンのホームページ
http://canon.jp/
□ニュースリリース
http://cweb.canon.jp/newsrelease/2002-10/pr_pixus.html
(2002年10月2日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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