富士フイルム、xD-Picture Card対応のコンパクトデジカメ「FinePix F402」10月13日発売 標準価格:50,000円 富士写真フイルム株式会社は、xD-Picture Card対応のコンパクトデジタルカメラ「FinePix F402」を10月13日より発売する。価格は50,000円。 有効210万画素の1/2.7インチスーパーCCDハニカムIII(原色フィルタ)を搭載した単焦点デジタルカメラ。5月に発表されたFinePix F401の下位モデルとなり、光学ズームなどが省略されたが、本体サイズは77×22×69mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約145g(撮影時)と、小型軽量化されている。本体前面には電源投入時に一定時間発光する「ブルーイルミネーション」を装備。
レンズは35mm換算39mm相当の非球面レンズ(F3.2/8.0自動切り換え)を採用。デジタルズームは最大3.6倍(640×480ピクセル時)。撮影距離は通常時50cm~無限遠、マクロ撮影時は6~65cm。シーン自動認識オートホワイトバランス&AEやスローシンクロ撮影機能なども備える。 撮影画像サイズは2,304×1,728/1,600×1,200/1,280×960/640×480ピクセル。動画撮影時は320×240ピクセル(最長60秒/10fps)、160×120ピクセル(最長240秒/10fps)。Exif Ver2.2にも対応する。 実像式光学ファインダーのほか、本体背面には1.5型の低温ポリシリコンTFT液晶モニターを備える。 バッテリは専用リチウムイオンバッテリ「NP-40」。バッテリ持続時間は約155分、最大撮影枚数は約4,000枚。 PCとのインターフェイスはUSB 1.1でストレージクラスに対応。別売のピクチャークレードル「CP-FX402」(5,000円)を利用することでバッテリの充電や画像の転送などが手軽に行なえる。 xD-Picture Card(16MB)のほか、ACアダプタ「AC-5VS」や専用バッテリ「NP-40」、USBケーブル、ロングストラップなどが付属する。 また、FinePix F402発売に合わせ、xD-Picture Card専用アルミケースが先着3万名にプレゼントされる「FinePix F402 xDスタイリッシュアルミケースプレゼントキャンペーン」が実施される。FinePix F402購入者を対象に発売日より実施され、プレゼント商品が無くなり次第終了する。アルミケースのサイズは58×62×6.3mm(幅×奥行き×高さ)でxD-Picture Cardを2枚まで収納できる。
発表会では富士写真フイルム執行役員 電子映像事業部長の加藤典彦氏が挨拶し、「現在100万画素クラスの小型モデルが市場で人気を博しているが、今回のF402はタイミングの良い市場投入になると思う」と語った。 加藤氏は、同社のデジタルカメラのコンセプトについても語り、「FinePixシリーズのコンセプトはスタイリッシュ&コンパクトにある」と説明した。デザイン先行で開発を開始し、そのデザインにどのように回路を納めるかを検討していくという手順で商品が開発されることが多いという。そのため小型で高性能な光学系の開発や、高密度実装、低消費電力化など、さまざまな工夫を凝らしているという。
引き続き同社電子映像事業部 営業部長の青木良和氏が、今回のモデルについての開発背景などを説明した。青木氏はF402について、「F401とF402は姉妹機のようなもの」と説明した。 同氏によると、昨年から各社が発表しているズーム機能搭載のコンパクト機に対抗するため、同社では2つのコンセプトが考えられたという。ひとつは従来からのスクエア&ラウンドのデザインコンセプトを生かしながら、光学ズーム機能を搭載した機種。そしてもうひとつは、より機能を絞りながら小型・軽量化を狙う機種だ。前者はFinePix F401となり、後者は今回発表されたFinePix F402ということになる。 両モデルとも光学ズームの有無など、コンセプトは異なるが、CCDや各種撮影機能などは基本的に同等のもので、故に「姉妹機」であるという。 また、F401に続いて採用された「ブルーイルミネーション」など、ブルーをデザインのポイントとしている点については、「FinePixシリーズとしての統一感をもたせるため採用している」とし、今後もすべてのFinePixシリーズに共通するものにしていくという。 □富士写真フイルムのホームページ (2002年9月19日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp] | I |
|