日亜化学と豊田合成、青色LED紛争で全面和解9月17日発表 日亜化学工業株式会社と、豊田合成株式会社は17日、両社間での青色発光ダイオード特許問題について、和解合意書を締結したことを発表、和解内容の骨子を公開した。 両社は5日、和解に達したことを発表、17日に合意書に署名と発表しており、予定通りの発表となった。 和解内容の骨子は、双方が自社保有の特許を元に製造販売の差し止めや損害賠償を請求しないこと、また賠償金支払いや製造販売中止の義務を負わないこと、両者間のすべての訴訟を取り下げること、相手方の特許を実施する際に実施料を払うこと、となっている。 発表では、両社の青色LED開発・量産の経緯に触れ、両社の技術開発競争により青色LEDの輝度や生産効率が向上し、フルカラーディスプレイ、信号機、携帯電話用バックライト、車載照明や室内照明などに応用されるようになったとした。また「今後はDVDプレイヤー用のレーザーや、地球温暖化防止・省エネルギーの観点から照明への適用、ブロードバンド時代に要求される高速通信用デバイスの開発実用化が期待され、将来的にも、巨大な市場へと発展することが予測されています」としている。
□日亜化学工業のホームページ (2002年9月17日) [Reported by tanak-sh@impress.co.jp] | I |
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