東芝、国内で初めてロボットクリーナー「トリロバイト」を発売

10月1日

標準価格:オープンプライス



 株式会社東芝は、国内で初めて掃除用ロボット「ECL-TR1 トリロバイト」を10月1日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は29万円前後の見込み。

 超音波センサーにより家具やソファーなどの障害物を回避しながら、自動的に掃除を行なう掃除ロボット。本体サイズは35×13cm(直径×高さ)でほぼ円形。「トリロバイト(三葉虫)」の名前のとおり、三葉虫をアレンジしたような形状となっている。重量は約5kg。

 バッテリの充電レベルが低くなると、自動的に充電台まで戻って充電し、充電完了後には再び掃除を開始する機能も持つ。バッテリはニッケル水素バッテリで、運転時間は最大60分。一回の充電で最大40平方m(約24畳)の範囲を掃除可能。充電器の本体サイズは160×380×130mm(幅×奥行き×高さ)、重量は800g。

 実際の作業は「標準運転コース」「クイック運転コース」「スポット運転コース」の3モードが用意される。

 標準運転コースでは、掃除をする部屋を自動的に周回して部屋の大きさを認識、運転時間を計算して掃除を開始する。途中でバッテリ残量が減ると自動的に充電し、引き続き掃除を行なう。

 クイック運転コースでは5/10/20/40/60分の設定から任意の活動時間を選択、その時間の間だけ連続して掃除を行なうため、部屋の大きさなどは認識しない。スポット運転コースはスタート位置から周囲1平方mを約2分間で掃除する。

 東芝は、スウェーデンの家電メーカー「Electrolux」と提携関係にあり、トリロバイトはElectroluxが2001年11月より欧州各国で販売しているもの。本年3月には松下電器が家庭用掃除ロボットを開発・発表していたが、掃除ロボットの一般販売に関しては東芝が先行するかたちとなった。

□東芝のホームページ
http://www.toshiba.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2002_09/pr_j0501.htm
□製品情報
http://www.toshiba.co.jp/webcata/ebyt/trilobite/index_j.htm
□関連記事
【3月25日】松下、自律走行する家庭用掃除ロボットを開発
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0325/pana.htm

(2002年9月5日)

[Reported by kiyomiya@impress.co.jp]

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