Trident、DirectX 9対応GPU「XP4」
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8月5日(現地時間) 発表
米Trident Microsystemsは5日(現地時間)、DirectX 9対応のGPU「XP4」を発表した。現在サンプル出荷が開始されている。
「XP4」はDirectX 9に対応したメインストリーム向けGPU。製造プロセスは0.13μm、トランジスタ数は3,000万、パッケージは31mm×31mmサイズの612ピンBGA。
XP4にはT1/T2/T3の3つのラインナップが用意され、それぞれクロック、メモリバス幅、メモリ容量などが異なる。
最上位モデルのT3は700MHz(DDR) 128MBメモリ(128bitバス)を搭載し、コアクロックは300MHz。T2は500MHz(DDR) 64MBメモリ(128bitバス)を搭載し、コアクロックは250MHz。エントリーモデルとなるT1は500MHz(DDR) 64MBメモリ(64bitバス)を搭載し、コアクロックは250MHz。
メモリバンド幅はT3の場合で11.2GB/Sec、フィルレートは12億ピクセル/Sec。最大消費電力は4W以下。
搭載カードの店頭予想価格はT3が99ドル以下、T2が79ドル以下、T1が69ドル以下とこれまで発表されたどのDirectX 9対応カードよりも格段に低く設定されている。
XP4ファミリー共通の仕様として、ハードウェアバーテックス/ピクセルシェーダー(BrightPixel)、メモリバンド幅最適化機能(SmartTile)、電源管理機能(CoolPower)を搭載。
アナログ/デジタルディスプレイ/TVのマルチモニタ対応。最大解像度は2,048×1,536ドット。RAMDACクロックは420MHz。インターフェイスはAGP 4X。
同社Assistant vice presidentのLe Nguyen氏はリリース中で「300ドルのハイエンドビデオカードのターゲットユーザーは全市場の3%以下を占めるに過ぎないが、我々のフォーカスするメインストリーム/バリューセグメントのボリュームはその25倍にあたる。XP4ファミリーは全てのユーザーにフォトリアリスティックなハイエンドグラフィックを従来ありえなかった低価格で提供する」と述べている。
□Tridentのホームページ(英文)
http://www.tridentmicro.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.tridentmicro.com/press/ReadNews.asp?NewsID=136&BigClassName=Trident&SmallClassName=release&SpecialID=0
(2002年8月6日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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