第一生命保険相互会社は29日、東京の「晴海アイランド トリトンスクエア」内のオフィスタワーXの2階に、来社型店舗「Communication Plaza X HARERU」をオープンした。

　Communication Plaza X HARERUは、トリトンスクエアで働く人や一般の訪問者が無料で使用できる 施設。IEEE 802.11aの通信環境が提供されているのが特徴。同社では、「金融機関が無料でインターネットに接続可能な施設を提供するのは初」としている。

　IEEE 802.11aの無線LANで接続された5台のノートPCが用意された「ブロードバンド・インターネットコーナー」や、IEEE 802.11aおよびIEEE 802.11bの無線LAN対応ノートPCを持ち込むことで自由にインターネットに接続可能なホットスポット「Wireless LANコーナー」が併設されている。

　インテル株式会社および日本IBMの技術提供によるもので、インターネット施設を利用する際は受付にて登録をする必要がある(無償)。なお今後、新たな店舗などにホットスポットを拡大していく予定はない。

ブロードバンド・インターネットコーナーに設置された端末。IBM ThinkPad R32が5台用意される	Intel製IEEE 802.11a無線LANカードを装備	IEEE 802.11a対応の無線LANアクセスポイント

広めのゆったりとした空間。インターネット接続をする際は左手の受付カウンターで登録を行なう	窓際の席にはACアダプタ用のコンセントが用意される	ブロードバンド・インターネットコーナー

利用規定。利用時間は最長1時間まで。飲食や喫煙は禁止となっている	用意されたインターネット端末は必要最低限度の操作のみ可能	複数のスループット測定サイトで計測してみたところ、下りのスループットは2.7Mbps前後だった。なお接続キャリアはNTT東日本のBフレッツを採用している

(2002年7月29日)

[Reported by yosida-s@impress.co.jp]