インテル、モバイルPCのベンチマークに関する説明会を開催
7月22日開催 インテル株式会社は22日、モバイルPCにおけるベンチマークソフトの現状について説明会を開催した。 説明会では、Intelのプラットフォーム パフォーマンス ベンチマークアナリストマネージャのマット・ダンフォード氏、および、同モバイルプラットフォーム担当のタラー・バラナ氏が解説を行なった。 従来のモバイルPCのベンチマークでは、パフォーマンスのベンチマーク測定時はAC電源を使用、バッテリ持続時間の計測時はバッテリ駆動で行なうなど、パフォーマンスとバッテリ駆動時間を別々に計測していた。 最近ではホットスポットなどの普及により、ACアダプタ無し、Ethernetケーブル無しという、完全なワイヤレス環境下でPCを使用するケースも増加している。そのため、バッテリ利用時のパフォーマンスおよびバッテリ持続時間はより重要な要素になってきているという。 本来はこれらの要素は統合してベンチマークを行なうべきであることを指摘し、6月に発表されたBAPCoのモバイルPC向けベンチマークソフト「MobileMark 2002」について解説した。 MobileMark 2002はマルチタスクで実行されるベンチマークテストで、MS OfficeやNetscape、Photoshopなどのアプリケーションを実行しながら、WinZipやアンチウィルスソフトを使用している環境を想定してベンチマークを測定できる。これは、実際にユーザーがモバイル環境でPCを利用している状態に近いものであり、よりリアルなバッテリ持続時間を計測するのに適しているという。 会場では6月24日に発表されたモバイルPentium 4-M 2.0GHzと、モバイルPentium III-M 1GHzを比較したベンチマーク結果を公開し、モバイルPentium 4が優れたパフォーマンスを発揮することをアピールした。
□インテルのホームページ (2002年7月22日) [Reported by kiyomiya@impress.co.jp] | I |
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