日本HP、Itanium 2を4基搭載のエンタープライズ向けサーバーなど
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左からzx2000/zx6000/rx2600/rx5670。後列はラック収納時 |
8月中旬より順次出荷開始
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日本ヒューレットパッカード株式会社(日本HP)は、Itanium 2 1GHzを4基搭載可能なエンタープライズ向けサーバーなど4製品を8月中旬より順次出荷開始する。
今回発表されたのはItanium 2 900MHz/1GHzを最大2基搭載可能な「hp server rx2600」、最大4基搭載可能な「hp server rx 5670」のサーバー2製品と、1基搭載可能な「hp workstation zx2000」、最大2基搭載可能な「hp workstation zx6000」のワークステーション2製品。
価格はrx2600が1,816,000円~、rx5670が5,173,000円~、zx2000が888,000円~、zx6000が2,191,000円~となっている。都内で行なわれた発表会ではzxシリーズ2機の実機が展示された。
zxシリーズとrxシリーズの基本的なスペックは共通だが、ワークステーションのzxシリーズはAGPスロットを備え、FireGL4/Quadro4 900XGLなどの実装を可能にしている。また、サーバーのrxシリーズは搭載可能な最大CPU数が多い。
チップセットはHP独自の「hp zx1」を搭載。HPはIntelと共同でItanium 2の開発にあたったこともあり、同社では他のチップセットより15~20%の高速化および信頼性の向上を実現したとしている。特に同チップセットは、CPUの数が増えるにしたがってリニアに性能が向上するという。
OSはhp-ux11i version1.6/64bit版Windows/64bit版Linuxの3つのプラットフォームに対応する。なお、hp-ux11i version1.6はPA-RISC上で動作するアプリケーションに対して互換性を保っており、再コンパイルなしでItanium 2環境でアプリケーションを利用できるという。
同社は今回の発表と同時に今後のサーバー/ワークステーションのロードマップも公開した。その中で同社は、コードネーム“Madiosn”と呼ばれるItanium 2の後継プロセッサを最大64個サポートする“Pinnacles(コードネーム)”という同社オリジナルの次期チップセットの存在を明らかにした。Madison/Pinnacles搭載のシステムは2003年に登場予定となっている。
□日本HPのホームページ
http://www.hp.com/jp/
□ニュースリリース(zxシリーズ)
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2002/bco096itanium2ws.htm
□ニュースリリース(rxシリーズ)
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2002/bco097itanium2sv.htm
□関連記事
【7月9日】Intel、“McKinley”ことItanium 2の出荷を開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0709/intel.htm
(2002年7月9日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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