TECHXNY/PC EXPO会場レポート新iPAQなど新製品が並ぶ
会期:6月25~28日 IT関連の総合展示会「TECHXNY」が25日より開幕した。TECHXNYは一昨年まではPC EXPOの名前で知られていた展示会。最盛時にはコンベンションセンターの1、2階をフルに使っていたが、最近は縮小傾向にあり、今回は2階のみで、それも多くの空きスペースを残している。HPの新iPAQなど、注目の最新機器などは前日のMoblie and Digital Forcusのレポートで紹介済みのため、今回は、大手ブースを中心の状況と、注目の製品を紹介する。 ■ 注目製品で盛り上がる大手ブース
HPは、新iPAQ Pocket PC 3900シリーズを展示している。それほど外観に変化がないためか、人が殺到するというほどではないが、常に人が途切れることなく展示機を触ったり、説明員に質問するなど注目度は高い。また、隣にはjornadaシリーズの新製品jornada 728なども展示されており、HPとCompaqの製品ラインナップ統合が現実味を帯びて感じられる。
Intelのブースでは、先日公開したモバイルPentium 4-M 2GHz搭載ノートPCを展示している。また、この手のイベントでは既に恒例になりつつあるSerial ATAのデモンストレーションも行なっている。HDDはSeagate製。
Microsoftのブースでは、Tablet PCやPocket PC Phone Editionのデモが行なわれている。特にPhone Editionには、VoiceStream製のT-Mobile対応Phone Edition搭載端末の体験コーナーが用意され、多くのユーザーが実際に利用していた。 ハードウェアはHT Computers(HTC)製で、240×320ドット液晶を採用する。CPUはStrong ARM 206MHz、32MB RAM、SD/MMCスロットなどを装備する。通話料は従量制で、インターネット接続には別料金が必要となる。インターネット接続料金は月額19.99~59.99ドル。
昨年、一昨年と、PC EXPOでPalm OS搭載PDA「クリエ」の製品発表をしてきたソニーだが、今年はいまのところ未発表製品の展示は無い。ただしユーザーの興味は高いらしく多くの人が展示機を触ったり説明を熱心に聞くユーザーは多かった。 ■ AC給電可能なシート型バッテリ electrovayaのブースでは、ノートPCのACコネクタに接続し、最高で16時間の電源供給が可能な薄型拡張バッテリ「PowerPad」を展示している。
容量11Ahで最高16時間の電源供給が可能な「PowerPad 160」と、容量8Ahで最高12時間の電源供給が行なえる「PowerPad 120」が用意され、価格は「PowerPad 160」が約499ドル、「PowerPad 120」が約399ドル。 □electrovayaのホームページ(英文) ■ XPlayの正式版が登場
Mediafourのブースでは、アップルコンピュータのモバイルオーディオプレーヤー「iPod」をWindowsでも利用可能にするソフトウェア「XPlay」の正式版を展示している。既に24日よりダウンロード販売を開始しており、価格は29.95ドル。来月にはパッケージ版の販売も予定しているとという。 XPlayはMacintosh用の「iPod」を、Windowsでも利用可能にするもので、昨年の12月に最初のプレビュー版が、その後β版が順次公開されていた。対応OSはWindows 98SE/Me/2000/XP。MP3データをiPodに転送し、MP3オーディオプレーヤーとして利用可能にするほか、通常のリムーバブルドライブとしてつかうこともできる。また、iPodとOutlookなどのvCardの連携なども行なえる。
□製品情報
http://www.techxny.com/ (2002年6月27日) [Reported by usuda@impress.co.jp] | I |
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