Intel、Pentium 4 2.40GHzなどをEmbeddedファミリーに追加
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EmbeddedATXフォームファクタのモデル図 |
6月25日(現地時間)発表
米Intelは25日(現地時間)、モバイルPentium 4-M 1.70GHz、Pentium 4 2.40GHzおよび845EチップセットをEmbeddedファミリーに追加すると発表した。1,000個ロット時の単価は、モバイルPentium 4-M 1.70GHzが241ドル、Pentium 4 2.40GHzが400ドル、845Eチップセットが34ドル。
Embeddedファミリーとは、同社が組み込みメーカー向けに用意する製品群で、中身は通常の製品とまったく同一だが、長期間にわたって供給されることが約束されているもの。Pentium 4では2A GHzがEmbeddedファミリーにすでに追加されている。
POSシステムなど特殊な組み込み製品のメーカーは、一定年数にわたり同一のスペックの製品を作り続ける必要があるため、Intelはこのようなシステムを用意している。組み込みメーカーは事前にフォアキャスト(一定期間の購入予定)をIntelに提出し、予定した数量を必ず購入する必要があるが、契約を結べば現在でもPentium 100MHzなどのCPUを購入することができる。
なお、通常Embeddedファミリー製品の価格は、その製品のリテール向け製造の中止がアナウンスされた時の価格が維持される。
また、Intelは同時に、「EmbeddedATX」フォームファクタのリファレンスデザインとして「845E Interactive Client Reference Design」を発表した。
EmbeddedATXは、ロープロファイルのATXフォームファクタを組み込み機器向けにデザインしたもので、標準のATXをベースとしている。
□Intelのホームページ(英文)
http://www.intel.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.intel.com/pressroom/archive/releases/20020625comp.htm
□Embedded製品一覧のページ(英文)
http://www.intel.com/products/browse/embedded.htm
□EmbeddedATXフォームファクターのページ(英文)
http://developer.intel.com/info/embatx/
(2002年6月26日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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