FTC、Rambusを独占禁止法違反で提訴

6月19日(現地時間)発表


 FTC(米連邦取引委員会[Federal Trade Commission])は19日(現地時間)、独占禁止法違反の疑いで、米Rambusを提訴した。

 FTCでは、特にRambusのJEDEC加入時の行動を問題視している。これは、SDRAM規格策定時に、同社がほかのJEDEC参加メンバーに、申請中の特許などに関する必要な情報を公開することなく、規格に盛り込んだという点。FTCでは、Rambusがこれらの特許を理由に訴訟を起こし、メモリメーカーから、多くのロイヤリティを徴収したことを問題視しており、「1億ドル以上のロイヤリティをメモリ産業から余分に徴収している」としている。

 FTCのJoseph J. Simons氏は、「問題の行動は、複数の重要な技術市場に大きな打撃を与えたものだ。また、業界標準策定へ参加する意義を台無しにするものだ。Rambusに限らず全ての企業に言うことがある。それは“標準化作業に参加するのであれば、基本ルールを守り、誠意をもって参加するということを忘れるな”ということだ」と述べている。

 なお、Rambusも19日(現地時間)付けで、リリースを発表し、JEDEC参加時の行動に問題がなかったと主張している。

□FTCのホームページ(英文)
http://www.ftc.gov/
□ニュースリリース(英文)
http://www.ftc.gov/opa/2002/06/rambus.htm
□Rambusのホームページ(英文)
http://www.rambus.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.rambus.com/company/press/pressreleases/2002/020619.htm

(2002年6月21日)

[Reported by usuda@impress.co.jp]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.