ヤマハ、CD-RW内蔵のオーディオワークステーション
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・7月25日発売
・標準価格:オープンプライス
・連絡先:PA・DMI事業部PE営業部MP営業課
Tel.053-460-2432
AW16Gはデジタルミキサー、ハードディスクレコーダ、CD-RWドライブ(別売)などを一体化し、録音からCD作成までを1台で行なえるオーディオワークステーション。発売は7月25日。価格はオープンプライス。店頭予想価格はCD-RWドライブ込みで11万円前後となる見込み
シンプルなパネルレイアウトや大型の液晶モニタを採用し、初心者にも分かりやすい操作性を実現したとしている。
ミキサーのチャンネル数は36。8チャンネルの同時録音に対応する。ギターの直接入力に対応した「Hi-Z」入力端子を装備し、「ディストーション」や「スピーカシミュレーター」などのエフェクトをかけることが可能。
20GB HDDを内蔵し、16bit/44kHz/無圧縮で16トラックの多重録音が可能。また、250MBを超えるサンプル素材がプリインストールされており、組み合わせでリズムトラックの作成ができる。
最大44秒、16種類のステレオソースのサンプリングが可能で、それらのサンプルをボタン操作で手軽にループ作成できる。ループは音程を変えることなく、テンポの変更ができる。また、「MIDIリモート機能」を搭載し、外部MIDI機器をコントロールできる。
CD-RWドライブ(別売)の内蔵が可能で、オーディオCDの作成が可能。一度に複数の曲を録音し、後から曲ごとに切り分けてトラック番号情報を付加可能なほか、WAV形式での書き出しにも対応する。
アナログ入力×8(内1つはHi-Z)やアナログ出力×3、光角型デジタル×2(入力×1、出力×1)などを装備する。
本体前面に別売のCD-RWドライブを内蔵できる | 「MIDIリモート機能」により外部MIDI機器を制御可能 |
【お詫びと訂正】初出時にUSB経由でPCから制御できると記載しておりましたが、本製品にはUSBポートは装備されておりません。ご迷惑をおかけした関係者の皆様にお詫びするとともに訂正させていただきます。
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/02061102.html
■スネアに3ゾーンパッドを採用した「DTXPRESS II」
・7月20日発売
・標準価格:128,000円
・連絡先:国内楽器営業本部EM営業統括部企画推進室
Tel.03-5488-5445
DTXPRESS IIは、「DTXPRESS」の後継機となるサイレントセッションドラム。発売は7月20日。価格は128,000円。キックペダルおよびスツールは別売。
スネアドラムに3ゾーンパッドを採用。従来機はパッド中央部とリム部の2ゾーンだったが、リム部が上部と下部の2ゾーンに別れた。これにより、通常(中央部)のショット、オープンリムショット(中央部+下リム部)に加え、クローズドリムショット(上リム部)が可能となった。
キックパッドは打面部が大型化され、ツインペダルに対応した。パッド素材も見直され、よりアコースティックに近い打感を実現し、静粛性も高めたという。
その他の各種ドラムパッドも従来機より大型化されたほか、クラッシュシンバルパッドも肉厚が増した。
ラックは全面的に改良され、組み立て式から折り畳み式のものとなった。また、パイプクランプ類の改良により、全体の剛性と安定性が向上したとしている。
音源モジュールは、操作手順が改良され、プリセットソングが一新された。トリガーの検出性能も向上した。
従来機同様、USB-MIDIアダプタを介してプレイステーション2に接続することで「ドラムマニア」シリーズのコントローラとしても利用可能となっている。
ツインペダルに対応したキックパッド。打感や静粛性も向上した。キックペダルは別売 | 音源モジュールは操作性が向上したほか、プリセット曲なども一新された | ラックは折り畳み式となり、設置が非常に楽になった。剛性も向上している |
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/02061001.html
■プロフェッショナル志向のシンセサイザー「S90」
・8月1日発売
・標準価格:248,000円
・連絡先:PA・DMI事業部PE営業部MP営業課
Tel.053-460-2432
S90は、「S80」の後継となるプロフェッショナル向けミュージックシンセサイザー。発売は8月1日。価格は248,000円。
S80の2.5倍以上にあたる110MBのウェーブROMを搭載した「AWM2音源」を採用し、新たにサンプリングされた512ノーマルボイス+49ドラムキットを内蔵。サウンドエンジンは同社フラグシップモデル「MOTIF」直系のものを搭載する。
鍵盤数は88で、ハイエンド機と同等のイニシャルタッチ/アフタータッチ付きの鍵盤を採用した。
液晶パネルとその周辺部 |
オプションのプラグインボード用スロット×3を内蔵し、FM音源ボードやドラムプラグインボード、パーカッションプラグインボードなどを装着できる。
USBポートを装備し、PCと接続が可能。WindowsおよびMacintosh対応のシーケンスソフトや音色エディターが付属し、データ入力をはじめ、PC上で編集やミキシングが可能となっている。
また、別売の拡張ボード「mLAN8E」を装着することで、IEEE 1394インターフェイス上でオーディオデータとMIDIデータを転送する技術「mLAN」に対応可能となる。
□ニュースリリース
http://www.yamaha.co.jp/news/02061101.html
□関連記事
【2000年12月20日】ヤマハ、IEEE 1394上でオーディオ/MIDIを転送する「mLAN」技術のライセンスプログラムを開始
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/20001220/yamaha.htm
【keyword】mLAN
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990520/key76.htm#mLAN
本日開催された記者発表会では、プロミュージシャンによる実演デモが行なわれた。写真左より、S90を紹介する氏家克典氏、DTXPRESSを紹介する春日利之氏、AW16Gを紹介する上杉直史氏。それぞれのデモの後には3人によるセッションも行なわれた |
□ヤマハのホームページ
http://www.yamaha.co.jp/
(2002年6月11日)
[Reported by wakasugi@impress.co.jp]
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