AOpen、真空管を搭載したマザーボード

アンプ部のアップ

6月3日(現地時間) 発表



 台湾AOpenは、真空管を搭載したSocket 478マザーボード「AX4B-533Tube」を発表し、COMPTEX TAIPEIの自社ブースに展示した。今年秋には製品化の予定で、価格は未定。

 Intel 845Eチップセットベースのマザーボードだが、最大の特徴は双三極管をアンプ部分に使用していることだ。会場では6DJ8の軍仕様6922が搭載されていた。

 真空管を駆動するために必要な100Vの電圧は、搭載されたDC-DCコンバータにより供給される。また、ノイズ発生源となるCPUやバスなどの配置の最適化などでノイズを低減できたという。また、真空管自体の寿命は4,000~5,000時間程度だが、真空管回路自身の平均故障間隔(MTBF)は35,000時間あり、通常のマザーボードの50,000時間に近い寿命を確保しているという。

 アンプの一部に真空管を使用することで、どの程度の音質が得られるのかは未知数だが、PCケースの中が真空管の明かりで明るくなるだけでも楽しい。コレクターズアイテムとしても必携だろう。商品化を心待ちにしたい。

 なお、マザーボードとしても、DDR 266対応、AGP 4Xスロット、4つのUltra ATA/100インターフェイスとUSB 2.0ポート、Ethernet、など標準的な仕様を備えている。

マザーボード全景 主な仕様 展示の様子

□AOpenのホームページ(英文)
http://www.aopen.com/
□ニュースリリース(英文)
http://club.aopen.com.tw/News/News_showAnswer_New.asp?RecNo=713&Language=English

(2002年6月7日)

[Reported by date@impress.co.jp/ Photo by 笠原一輝@ユービック・コンピューティング]

I
最新ニュース
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】

【Watch記事検索】


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2002 impress corporation All rights reserved.