日立とIBM、HDD事業統合に最終合意 ~3年後に日立の100%子会社に
6月4日 発表
株式会社日立製作所と米IBMは、4月に発表していた両社のHDD事業統合に最終合意し、年内に手続きを完了すると発表した。
統合後は、カリフォルニア州サンノゼにHDD専業の新会社を設立する。当初の出資比率は、日立が70%、IBMが30%。新会社のCEOは日立から、COOはIBMから派遣される。取締役会のメンバーは日立が選出し、IBMは経営に関与しない。日立は、IBMの知的所有権を含めたHDD関連資産の大半を今後3年間で20億5千万ドル支払うことで買収する。この時点で新会社は、日立の100%子会社となる。
新会社は2003年度に50億ドル、2006年度に70億ドル以上の売上を計画している。また、日立とIBMは、複数年に渡り新会社からHDDを購入する契約となっている。
新会社は全世界に11の製造拠点を持ち、従業員数は約24,000名(日立 約6,000名、IBM 約18,000名)を擁する。なお、IBMの一部拠点は今回の契約から除外されている
なお、両社では、今回の合意のほかに、次世代のストレージソリューションについての共同研究開発計画の交渉も継続されている。
□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/2002/0604b/
□IBMのホームページ(英文)
http://www.ibm.com/
□ニュースリリース(英文)
http://www.ibm.com/news/us/2002/06/033.html
□ニュースリリース(和訳)
http://www.ibm.com/news/jp/2002/06/06041.html
□関連記事
【4月17日】日立とIBMがHDD事業を統合、サンノゼに新会社を設立
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/0417/ibmhit.htm
(2002年6月4日)
[Reported by date@impress.co.jp]
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