T・ZONE.、AKIBA PLACE明日オープン、店内を一挙公開5月31日開店 T・ZONE. AKIBA PLACEが5月31日にオープンするのに先駆けて、報道関係者などに店内の様子が公開された。 ●自作パーツとメーカー製PCで「秋葉原のショーウィンドウ」に T・ZONE. AKIBA PLACEは、秋葉原中央通り沿いに新たにオープンしたAKIBA PLACEの1階、2階約693平方メートルを売り場としてオープンしたもので、同社にとっても、今後の事業の行方を左右する戦略的店舗と位置づけられる店舗だ。 CSK・エレクトロニクス(6月1日から株式会社T・ZONE.に社名変更)の安井淳一郎会長は、「秋葉原のショーウィンドウと位置づけ、秋葉原のトレンドが一発でわかる店にしたい」と新店舗の意気込みを語る。また、横山隆俊社長も、「いつもサプライズを与えることができる店にしたい。2、3カ月、場合によっては1週間で変化が起こる、常に驚きがある店を目指す」と抱負を語る。
1階には、CPU、メモリ、ストレージ、ボード、PCケースといったDIY関連パーツを展示、入り口付近では、デルコンピュータの製品展示も行なっている。 天井は、ダクトなどがそのまま見える内装としており、「これによって天井まで3mの高さを確保し、圧迫感をなくした」(安井会長)と工夫を凝らしている。 先頃、発表したT・ZONE.オリジナルパッケージ製品も同フロアに展示され、「現在はケーブルなどをはじめ100種類程度だが、徐々に品揃えを強化していきたい。また、早期にオリジナルパソコンの展示販売も行ないたい」(T・ZONE.事業部・金子修部長)と、今後、オリジナル商品を拡大する考えを示した。
2階フロアは、ソニー、アップル、東芝、日本IBMのメーカーパソコンを展示、モデムやルータ、PCソフトなどを展示している。2階フロアの約3分の1をソニーコーナー、同じく約3分の1をアップルコーナーとしている。 「2階ではメーカー製品の展示を行なっているが、これらメーカー製品のアップグレードサービスも実施していく」(大関泉店長)という。 オープンは、5月31日午前10時。オープニングセールの目玉商品などは、同社ホームページに掲載してあるが、「6月9日までセールを開催する予定で、最初の3日間は1日3回程度に分けて限定商材を販売する予定」(金子部長)だ。 また、5月31日で閉店するT・ZONE.ミナミ本店も売り尽くしセールを開催中である。
●自作初心者層のための店舗として、T・ZONE. DIY SHOPと棲み分け T・ZONE. AKIBA PLACEのコンセプトは、「自作PC初心者層のための店舗」だ。 「T・ZONE. DIY SHOPがヘビーユーザーの店であるのに対して、T・ZONE. AKIBA PLACEは、中央通りに面していることもあって、幅広いユーザー層の集客が見込める。1階では自作PCが欲しいのだが、どうしたらいいのかわからない、といったユーザーも、自作のやり方を教えてもらいながら購入できる。2階フロアでは、自作PCにするか、メーカーPCにするかと迷っているユーザーに対して、選択の幅を広げて提案することが可能になる。DIY SHOPとAKIBA PLACEの2店舗は、明確な差別化ができる」(金子部長)とする。 また、競合他店に対しては、「プライスでも負けない、そして情報提供という点でも他店にはない付加価値が提供できる店にする」(安井会長)と強気の姿勢を見せている。付加価値としては、自作PCユーザーへのアドバイスやPCの下取りなどを具体的な取り組みにあげている。 T・ZONE. AKIBA PLACEの初年度の売上目標は22億円。経常利益は8,000万円。「売り上げ、利益も重要だが、まずは、集客数が成功を判断するバロメータになる。早期にDIY SHOPの集客数を上回りたい」(安井会長)との具体的な目標を掲げている。 一方、DIY SHOPでは、さらに専門店指向を強めるため、今年7月にはリニューアルを予定しており、「とくに、2階、3階の展示をより専門特化させ、単なるCPUメーカーの製品展示から、これらの製品を中心にして、いかにヘビーユーザーが楽しめることができるか、といった店づくりを目指す」(金子部長)としている。 □T・ZONE. のホームページ (2002年5月30日) [Reported by 大河原克行/Photo by tanak-sh@impress.co.jp] | I |
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