ソニー、CD-ROMに個別情報を追加する「Postscribed ID」技術5月29日発表 ソニーは、CD-ROMディスクに、個別情報(IDデータ)を追加記録する「Postscribed ID」技術を開発し、同技術を用いたディスクスタンピングサービスを6月より開始する。 「Postscribed ID」は、6~28byteのIDデータをCD-ROM規格(イエローブック)に準拠した特定の領域に追加記録することで、タイトル番号や独自のシリアル番号をCD-ROMに付与するもの。特殊反射膜材料と高精度位置制御技術を開発することにより、高出力半導体レーザーを用いたIDデータの記録が可能になったという。これにより、ユーザー登録や正規ユーザーの識別/認証が行なえるほか、二重アクセスの防止や暗号鍵の配布、ユーザー1人1人に特化したサービスの提供などが可能になるという。 なお、「Postscribed ID」は、イエローブックに準拠しているため、市販のほぼ全てのCD-ROMドライブで読み出し可能となり、ファームウェアや内部ハードウェアの変更も必要ないという。IDデータの読み出しには対応したソフトウェアが必要となる。現時点の対応OSはWindows 95/98/Me/2000/XPで、Macintoshにも対応予定。 同社では、「Postscribed ID」技術を用いたディスクスタンピングサービスをソニーグループの国内事業所において6月より行ない、海外においても順次展開する。今後コンピュータ用ソフトや教育、出版、プロモーションなどCD-ROMを用いた様々な分野において「Postscribed ID」を提案していくとしている。 □ソニーのホームページ (2002年5月29日) [Reported by usuda@impress.co.jp] | I |
|