インテル、優良チャネル認定・支援プログラムを開始
~未発表チップセット搭載マザーボードなどを展示

プレミア・プロバイダ認定証

5月17日発表



 インテル株式会社は17日、同社製品を扱うチャネル企業(リセラーやインテグレータ)向けのイベント「インテル・チャネル・カンファレンス」を開催した。この中で優良チャネル認定と支援を行なうプログラム「インテル プレミア・プロバイダ・プログラム」を開始すると発表した。

プレミア・プロバイダ・メンバ6社の代表。向かって左端はインテル株式会社チャネル事業本部の山本好充本部長。右端はIntelリセラー製品事業本部のマーク・ベックフォード ワールドワイド・チャネルマーケティング・ディレクタ

 同プログラムは'95年から北米などで行なわれてきたもの。同社とのビジネスに積極的に参加し、自らのブランドも高める意気込みがあり、特に中小規模事業者向けに推奨できると判断されたチャネル企業を「プレミア・プロバイダ・メンバ」と認定、マーケティングや技術的な面で特別な支援を提供するもの。認定されたチャネル企業は、「インテル プレミア・プロバイダ」ロゴを広告などに使用することができる。

 認定は「デスクトップ」「サーバー」「モバイル」「無線LAN」の4分野でのインテグレーションについて行なわれる。日本ではアプライド株式会社、株式会社神代、株式会社パルテック、ぷらっとホーム株式会社、株式会社フリーウェイ、プロサイド株式会社の6社をプレミア・プロバイダと認定しており、今年中には15社程度まで認定企業を増やす予定。

 同プログラムはワールドワイドでは'95年から開始されていたもの。すでに世界68カ国1,311の企業がプレミア・プロバイダとして認定されている。ネットワークやサーバーのインテグレーション支援を目的に始まったプログラムであり、日本ではこれらのインテグレーションが根付いていなかったため、今年からの開始となった、としている。

 なお、同イベント会場ではチャネル向けの製品展示「ショーケース」も行なわれ、シリアルATA HDD、星野金属工業のJAZZの後継ケース「F.J」などが展示された。

未発表のFSB 533MHz対応845チップセットを搭載したIntelのマザーボードが展示されていた。左は845Eを搭載した「D845EBG2」。右は845Gを搭載した「D845GBV」 インテルのIEEE 802.11a対応製品。左が11a対応無線LANカード。中は11a対応アクセスポイント。アクセスポイントの背後にある白いケースは、ルータ機能付きのアクセスポイント。いずれもインテグレータ向けで、コンシューマ向けに販売する予定はない
株式会社シネックスが展示していたSeagate製シリアルATA HDD。容量は120GB。8月頃にはサンプル出荷される予定 シリアルATA HDDのコネクタ部分。左から15ピンの電源、7ピンのシリアルインターフェイス、設定用のジャンパ
星野金属工業のPentium 4 2.53GHz搭載機「F.J XP」。光学ドライブはDVD-ROMとCD-R/RW。GeForce4 Ti4600搭載ビデオカード「GRADIAC 925ViVo」、15インチ液晶ディスプレイなどが付属する。ケースのみでも5月23日より出荷予定とのこと F.J XPの内部。ドライブベイは6つあいている

□インテルのホームページ
http://www.intel.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2002/020517d.htm

(2002年5月17日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]

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