deskjet 5551

5月25日 発売

標準価格：deskjet 5550：32,800円
　　　　　deskjet 5551：39,800円

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　日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は10日、都内で記者発表会を開き、インクジェットプリンタ「deskjet 5550」および「deskjet 5551」を5月25日より発売すると発表した。価格はdeskjet 5550が32,800円、deskjet 5551が39,800円。対応OSはWindows 98/Me/NT 4.0/2000/XP、およびMac OS 8.6以降(Mac OS X含む)。

deskjet 5550

　deskjet 5550と5551は同社従来機の4色インクでの一般文書印刷時のパフォーマンスを残したまま、デジカメ写真印刷の画質を向上させたインクジェットプリンタ。開発にあたっては「日本市場での高画質写真印刷への要望を米国本社にフィードバックし、機能やデザイン面で日本法人からのアイデアを大きく反映させた(代表取締役社長 寺澤正雄氏)」という。

　5551のデザインは完全に日本で起こしたもので、発売も日本のみのとなる。5550と5551の印刷機能はほぼ共通だが、5551は標準でハガキ自動両面印刷モジュールが付属するほか、フォトインクが同梱される。

　解像度は最大4,800×1,200dpi(フォト用紙使用時)。顔料系黒インクと低濃度カラーインクカートリッジの交換で4色/6色印刷に対応。6色対応に加え、独自の誤差拡散方式により最適なドット配置を行ない、ドットの目立ちを抑えることで、写真印刷時の画質を大幅に高めたという。

　また、ドライバレベルでデジカメ画像を補正する「digital photography」機能を搭載。「コントラスト エンハンスメント」、「デジタル フラッシュ」、「SmartFocus」、「鮮明度」、「スムージング」機能により、逆光やピンボケ、鮮明度などを補正できる。補正はそれぞれ自動、手動、オフに切り替えることが可能。

　用紙はA4/B5/US No.10封筒/DL封筒/C6封筒/ハガキに対応。給紙トレイは普通紙で最大100枚セット可能。10×15cm用紙/ハガキの3面フチ無し印刷にも対応する。5551は標準でハガキの自動両面印刷も可能。

　印刷速度はモノクロが17ppm、カラーが12ppm。インターフェイスはパラレルおよびUSB 1.1/2.0。本体サイズは5550が456×385×156mm(幅×奥行き×高さ)、5551が449×368×143mm。重量は5550が5.26kg、5551が5.68kg。

　アクセサリー類も5月25日より発売され、5550用「自動両面印刷モジュール」が6,980円、「インク(黒)」が2,900円、「インク(カラー)」が4,600円、「インク(フォトカラー)」が4,600円。

　50年の耐光性を持つという、専用紙も発売される。「プレミアムプラス フォト用紙 つや消し(A4/20枚)」が2,000円。「プレミアムプラス フォト用紙 光沢(A4/20枚)」が2,000円、全面フチ無し印刷に対応させるために一端が切り取り可能なタブつき用紙「プレミアムプラス フォト用紙 光沢(10×15cm/20枚)」が550円。

　今後同社では、今回の製品を皮切りに、日本主導でプリンタ事業を積極的に推し進めていくという。

左側が日本でデザインし、販売も日本のみとなる5551。横幅は5550の方が広く、高さは5551の方が高い。	5551に標準で付属するハガキ自動両面印刷モジュール。5550にも取り付け可能
プリンタヘッド部分。右側の黒インクカートリッジを低濃度カラーインクカートリッジに変更することで4色/6色印刷に対応できる	「digital photography」機能を搭載したドライバにより、フォトレタッチソフトがなくても簡単にデジカメ画像の補正を行なうことができる

□日本HPのホームページ
http://www.jpn.hp.com/
□ニュースリリース
http://www.jpn.hp.com/companyinfo/pressrelease/fy2002/cbo07dfj.htm
□製品情報
http://www.jpn.hp.com/inkjet/lineup5550.html

(2002年5月10日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]