16日夜、秋葉原本店店頭に、19日まで臨時休業との告知が貼り出された

　大手家電量販店の第一家庭電器株式会社は16日、東京地裁に民事再生手続きを申請した。関連会社の株式会社第一クレジットと株式会社イー・エヌ・シーも同時に申請している。

　第一家庭電器は'58年創業、'74年東証1部上場の家電量販店。最盛期は秋葉原本店をはじめ、全国に200以上の店舗を展開していた。バブル崩壊後に業績が悪化、2000年に債務超過となった。

　不採算店の閉鎖や業種転換、人員削減、在庫圧縮、株式会社ドン・キホーテとの資本・業務提携などの手を打つも業績は回復せず、自力再建を断念した。負債総額は339億円。

　今後は裁判所の監督のもと、再建を目指す。

□第一家庭電器のホームページ
(4月16日現在、民事再生手続きの告知が表示される)
http://www.daiichikaden.co.jp/
□帝国データバンク倒産情報「第一家庭電器」
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/868.html

(2002年4月16日)

[Reported by tanak-sh@impress.co.jp]