カノープス、GeForce4 Ti4600搭載ビデオカード「SPECTRA WX25」
~デュアルディスプレイ機能や独自冷却機構を搭載

6月上旬 発売

標準価格:オープンプライス

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 カノープス株式会社は、NVIDIA GeForce4 Ti4600搭載AGPバス用ビデオカード「SPECTRA WX25」を6月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円を切る程度になる見込み。対応OSはWindows Me/2000/XP。

 SPECTRA WX25はGeForce4 Ti4600を搭載したAGPバス用ビデオカード。SPECTRAシリーズの新ラインナップの最上位機種となる製品。

 基板は同社従来製品同様、チップメーカー提供のリファレンスデザインではなく、独自のレイアウトを採る。WX25はGeForce3搭載の「SPECTEA X21」と同じくPCの電源から電源供給を受ける仕組みとなっているが、本製品ではその電源部の基板を分離させ、ドーターカードの形で基板本体に接続している。

 同社では、これにより、GPUに伝わる電源ノイズレベルを下げるとともに、GeForce4 Ti4600搭載のカードとしては世界最小サイズとなり、小型のPCケースにも実装が可能となったとしている。

 また、この電源部の基板は、ビデオコアのヒートシンクファンの2方を囲む形に配置されており、ファンから送り出される気流をカード外部に排気するためのダクトの役目も果たす。

 WX25は同社ビデオカードで初めて「W-RGB」と呼ばれるデュアルディスプレイ機能をサポート。型番の「W」はこの機能に由来する。D-Sub15ピン×2を備え、「nView」に対応。ただし、これによりビデオ出力コネクタ部の基板の仕様が変更され、従来のSSHオプションの一部が利用できなくなっている。

 そのほかの仕様としては、ビデオメモリにDDR SDRAM 128MBを搭載。コアクロックは300MHz、メモリクロックは650MHz。最大解像度は2,048×1,536ドットで、デュアルディスプレイ時もこの解像度に対応する。

電源部分の基板はドーターカードのようにカード本体上部に接続され、ヒートシンクファンからの排気をカード上方と前方に逃がすよう設計されている。メモリにヒートシンクは実装されていない

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2002/sp25_17_g32.htm
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「GeForce4」関連記事リンク集
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2002/link/geforce4.htm

(2002年4月16日)

[Reported by wakasugi@impress.co.jp]

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