ペンタックス、デジタルカメラ内蔵双眼鏡「DIGIBINO」標準価格:50,000円
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DIGIBINOは、デジタルカメラの「Digital」と双眼鏡の「Binoculars」を組み合わせた造語で、その名前の示す通り、デジタルカメラの撮影機能と双眼鏡を融合させた製品。「液晶モニタを装備し、デジタルカメラ機能を搭載した双眼鏡は世界初」としている。 ピントリング内にデジタルカメラのCCDを内蔵し、双眼鏡のピントに合わせて、デジタルカメラ部の撮影レンズを連動させる独自の「ピント連動機構」を採用した。双眼鏡で見た視野を、見たままに撮影できるのが特徴。 CCDは、有効80万画素の1/3インチプログレッシブCCD(ソニー製)を搭載する。電子シャッターを装備し、シャッタースピードは1/30~1/8,000秒。記録解像度は1,024×768/640×480ピクセル。記録形式はJPEG(DCF準拠)で、Exif 2.1にも対応する。秒間5コマ、連続10コマの連写撮影もできる。 双眼鏡部、デジタルカメラ部ともに光学7倍(デジタルカメラ部のレンズは35mm換算280mm)を装備する。焦点調整範囲と撮影距離は2m~無限遠。また、1.6/3.2倍のデジタルズームを装備する。なお、デジタルズーム1.6倍時は640×480ピクセルのみ撮影可能、また3.2倍時は表示のみとなる。 本体上部に開閉可能な1.6インチD-TFD液晶モニタを備え、液晶モニタを見ながらの撮影もできる。記録メディアは内蔵メモリ(16MB)のみ。記録枚数は、Fine画質時で約100枚、Basic画質時で約300枚。PCとのインターフェイスにUSBを備えるほか、ビデオ出力端子(コンポジット)を装備する。
バッテリは単3電池2本で、アルカリ/ニッケル/ニッケルマンガン/ニッケル水素/リチウム電池に対応する。ACアダプタなどの外部電源は接続できない。なお、バッテリが切れた状態でも、通常の双眼鏡として使用できる。本体サイズは127×44×69mm(幅×奥行き×高さ)、重量は255g(電池を除く)。
また、「DIGIBINOは、双眼鏡で見るクリアな視野をそのまま記録できないかという要望から生まれた。デジタルカメラの延長ではなく、双眼鏡とデジタルカメラの長所を融合したまったく新しいカテゴリーとしてラインナップする」と説明した。
□ペンタックスのホームページ
(2002年4月10日)
[Reported by yosida-s@impress.co.jp] |
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