三洋、テムザックと共同で4足歩行ロボットを開発
3月25日発表 連絡先:テムザック広報係 三洋電機株式会社は25日、ロボット事業に参入することを表明した。第一弾として、株式会社テムザックとの共同で開発された4足歩行型のユーティリティロボット「T7S TYPE1」と「T7S TYPE2」も同時に公開された。 今回公開された2機種は、主に家庭内でのセキュリティなどへの実用を目的に開発されたユーティリティロボット。携帯電話など移動体通信を利用して遠隔操作/通信することが可能。同社では実用化を視野に入れた4足歩行型のロボット開発は日本初としている。 開発に当たってはテムザックがロボットメカニズムを、三洋が音声認識や電池システムを担当した。また、ロボット歩行ソフトウェアは早稲田大学理工学部の高西教授の開発による。三洋ではロボット市場の拡大により、得意とする2次電池の市場拡大を見込んでいる。 TYPE1とTYPE2はそれぞれ「静歩行タイプ」、「動歩行タイプ」と種別されており、TYPE1が分速約25mで平地歩行および段差(100mm)乗り越え程度の能力を有するのに対し、TYPE2は分速約35mで平地での動力学的歩行が可能としている(いずれも目標値)。 生産は三洋電機ソフトエナジーカンパニーの鎮岩工場で2003年度より開始され、年間2,000台の出荷を予定。価格は未定となっている。 なお、このロボットは3月28日からパシフィコ横浜で開催されるROBODEX 2002に出展される予定となっている。
□三洋のホームページ (2002年3月25日) [Reported by wakasugi@impress.co.jp] | I |
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