Sun、Microsoftを独占禁止法違反で提訴3月8日発表(現地時間) 米Sun Microsystemsは8日(現地時間)、米Microsoftを独占禁止法違反でサンノゼ連邦地裁に提訴した。 提訴の内容は、Microsoftが独占的な力を背景にJavaプラットホームの混乱を招いたというもので、Microsoftに対し反競争的行為の改善と損害賠償を求めている。Sunでは具体的な問題として、以下の7項目を挙げている。 ・Javaプラットホームを分断しようとした・互換性の無いJava Runtime Environmentsを市場に普及させようとした ・他社に非互換のJava製品を流通させ、利用するように強要した ・SunのJava Runtimeの流通を阻害した ・Java互換アプリケーションの開発を意図的に邪魔した ・ライセンスされていないJava RuntimeをMicrosoftが配布したことによる著作権侵害 ・Microsoft製品と競合製品の間に意図的に非互換部を作ることで、消費者の移行コストを上げ、選択肢を狭めている SunのMichael Morris上級副社長は「Sunは、株主や従業員への受託者責任を鑑みてこの訴訟に踏み切った。この訴訟は、Microsoft製品と競合製品の間の互換性や流通の問題に関する不法な障壁を取り除き、市場に再び競争を呼び戻すためのものである」とその意義を説明している。 また、Sunはこの訴訟の中で、「Sunの開発したJavaプラグインをWindows XPとInternet Explorerに組み込むこと」、「MicrosoftのJavaVMのダウンロード配布を停止すること」などをMicrosoftに求めている。 □Sun Microsystemsのホームページ(英文) (2002年3月11日) [Reported by usuda@impress.co.jp] | I |
|